逆汚染を防止できるドライクリーニング装置および洗浄法


本発明のドライクリーニング装置は、ドライクリーニング処理槽から排出される溶剤の汚れを検出し、その汚れが所定値を超えた場合に、汚れ溶剤を一旦貯留し、新しい溶剤を処理槽に供給して、常に清浄な溶剤を処理槽に供給し、クリーニング物の逆汚染を防止する。汚染溶剤は再処理して使用する。処理槽から排出される溶剤の全体をCCDカメラで撮影し、汚染溶剤の黒ずみ、光の透過量が低減する状態を検出すると共に、糸屑や羽毛状屑等が多量に混入した場合でも、汚染物を画像処理で異常を検知し、汚染溶剤タンクに貯留することやフイルター槽の過度な目詰まりを防止することができる利点がある。更に本ドライクリーニング装置の特徴は、ドライクリーニング物の洗浄を継続しながら処理槽から排出される溶剤を貯留して蒸留器に送ると共に、溶剤タンクから新たな溶剤を供給するようにして、クリーニング物の洗浄を行うことができる。また、急激な溶剤の汚れが検出された場合は、フィルターの損傷として表示または警報を発し、フィルター槽のフィルターを交換を促すことが可能である。この様に常に清浄な溶剤で洗浄でき、再汚染を防止できるドライクリーニング装置である。

ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
化学・薬品
化学・薬品
生活・文化
生活・文化
クリーニング業のドライクリーニング
  ○ドライクリーニングによる移染を防止するドライクリーニング方法の確立
  
機械・加工
機械・加工
生活・文化
生活・文化
移染防止を監視できるドライクリーニング装置
  ○ドライクリーニングでのトラブルの原因として、移染問題と自動監視装置で、効率性を高めた装置
  
電気・電子
電気・電子
化学・薬品
化学・薬品
その他
その他
半導体および電子部品の溶剤洗浄応用
  ○半導体および電子部品等の洗浄程度と溶剤汚染度の監視と、溶剤の再利用装置
  
  

関連特許 国内外あり
特許情報 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・供与条件:許諾のみ
market potential 消費生活相談の中で衣服のトラブルといえば、ドライクリーニングに関係したトラブルが多い。その中でもドライクリーニング後の移染によるトラブルも多い。衣類も高級品から思い出の物も多く、修正が難しい衣類もある。ドライクリーニングも衣類の状態、色合い等により、ある程度は選別してドライクリーニングしていると思われるが、移染事故が起きることがある。本発明のドライクリーニング装置は、溶剤に溶出された汚れを、発光素子と受光素子とを組み合わせたCCDカメラで自動的に検出し、常に新しいドライクリーニング溶剤で連続洗浄でき、移染トラブル等を未然に防ぐことができる。実施形態は洗浄するワッシャードラムか、浸漬式、シャワー式、ジェット式等の何れかの処理槽か、組み合わせでもよい。また、応用として半導体および電子部品の溶剤洗浄も考えられる。


タイトル
(ライセンス情報)
ドライクリーニング装置及びドライクリーニング方法

特許権者 澤 浩平

ライセンス情報番号 L2010005603

お問い合わせ先

株式会社クリーンサワ
代表取締役
澤 浩平
   

〒 641-0043
和歌山県和歌山市宇須1−1−33
TEL:073-424-7191  FAX:073-423-9290
E-mailAddress:
   cleansawa@ybb.ne.jp




出願番号 特願2000-009835

公開番号 特開2001-198394

特許番号 特許3515934

権 利 存 続 期 間 9年(平32.1.19)

権利化情報  出願日/平12.1.19 公開日/平13.7.24 登録日/平16.1.23

用語解説 
CCDカメラ 半導体の受光素子を持ち、光を電気信号に変換する。デジタルカメラおよびビデオカメラに広く用いられている
ドライクリーニング溶剤 石油系、テトラクロロエチレン(パーク)、ふっ素系が用いられ、本発明では石油系、パークが使用できる
逆汚染・移染 一般に繊維は水溶性染料で染色され、ドライ溶剤には不溶であるが、汚染溶出物が再汚染することがある

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
 :和歌山県 辻本 善博
・IPC:D06F 43/08

原稿作成 
原稿作成:青山 進  有限会社青山技術士事務所 PDF