木造建屋に広い開口部もしくは多様な間取りを与える木造構造体建築物 |
木造構造は鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造より低コストで且つ断熱性が良い優れた構造である。しかし、従来の木造組立工法では木製の柱と梁とを高い剛性で接合することは困難である。そのため所定の強度を得るために筋交いもしくは合板を使った耐力壁等を設け建築物に剛性を持たせている。このため建屋の開口部の大きさや間取りに制限がある。本発明の木造構造体は、柱と梁の接合に高い剛性を持たせることができるため筋交い等の耐力壁を低減もしくは使用せずに建屋に所定の強度を与えることができる。これにより建屋に広い開口部もしくは多様な間取りを与えることができる。本発明は、直角に交叉する2本の梁と4本の柱でなる柱材集合体および柱材集合体の外面を覆う平板で構成される。高い剛性を得るために対抗する2本の柱の面で梁を挟み込むと同時に各柱の2面はそれぞれ直交する2本の梁に接合する。柱の外側の4面に平板を固定し強度を増すことができると同時に平板の模様を建屋全体のイメージに合わせることが自由にできる。また柱材集合体の内部空間には4本の柱を連結する連結具を配置し強度を増す。この連結具には孔を設ける。これにより、柱材集合体の中央部に長軸方向に空洞ができるのでここに電気配線ができ柱の面にコンセントを設けることができる。 |
ユーザー業界 | 活 用 ア イ デ ア |
![]() 土木・建築 ![]() 生活・文化 | 大面積のガラス壁を持つ戸建住宅および小売店舗の建築業 ○筋交い等の耐力壁を用いずに梁と柱の接合に高い剛性を得られる柱材集合体使用の広い開口部付建屋 斬新なデザインの住居や店舗を持つ住宅建築 ○柱材集合体の使用で筋交い等の耐力壁を用いずに、梁と柱の接合に高い剛性を持った多様な特徴ある間取りの建屋 |
関連特許 | なし |
特許情報 |
・実施段階:試作段階 ・技術導入時の技術指導:応相談 ・ノウハウ提供:応相談 ・供与条件:譲渡または許諾 |
market potential | 本発明の木造構造体の使用により、木造家屋に筋交い等の耐力壁を用いずに梁と柱の接合に高い剛性が得られるので家屋に広い開口部もしくは多様な間取りができる。広い開口部に大面積のガラス壁等を配置する木造家屋ができ住宅、小売店舗および喫茶店等に広く応用できる。また、住居と店舗が同居する建屋の間取りを従来にない斬新なデザインが可能である。木造住宅の本年度の国内市場予測は約80万戸である。本発明の主部材の柱材集合体は、接合部の2本の梁と4本の柱を3次元的に面接触させたもので梁と柱の位置は面接触部に圧力を加えるボルトを締めつけた時に初めて決まる。これより柱と梁の接合位置は締めつけ作業時に調整できるので精度良く他の部材との接合作業が可能である。例えば、旧建屋との合体調整を容易にできる。また、解体時に柱と梁にはボルト穴が有るだけで他に特別な加工をしていないのでほぼ無垢の柱として容易に再利用ができる。 |
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