風通しを妨げることなく、屋内に侵入する光を確実に遮断することができる庇


従来から、建物の外壁には、窓等の開口部から日光や雨等が内部に入るのを防ぐために、窓等の上に外壁の壁面から外側にほぼ水平に庇が設けられている。このような庇では、水平に対して小さい入射角で入る朝日や西日等の直射日光や隣接する建物の反射光等の光を遮断することができないのため、窓等の屋内側にカーテンやブラインド等の遮光体を設けている。このため、遮光体によって開口が塞がれてしまい屋内の風通しが悪くなったり、換気を行う上で不具合が生じてしまうという問題がある。本発明は、建物の外壁の開口部の上部に庇本体を設け、庇本体の一部に小さな入射角で入る侵入光を遮光できるような機能を持たせた遮光体を設け、室内への通気を妨げずに遮光性を向上させることができるものである。庇本体に設ける遮光体は、庇本体の一定の位置から下側に出るようにして、庇本体内への収納も可能とし、遮光体を外壁から所定の間隔を空けて角度を変えることができるようにすることにより、屋内への風通しを確保しつつ、様々な方向から内部に入る光を遮断できる。このため、従来の庇では遮断できなかった、水平に対して小さな入射角で入る朝日や西日等の直射日光や隣接する建物の反射光等を遮断することができることから、ビル等の大きな建物から小住宅まで応用可能である。

ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
土木・建築
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不要時には収納可能な遮光体
  ○風雨が強い場合等遮光体を庇内へ収納することで風雪災害の多い地域での応用
土木・建築
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生活・文化
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日よけ兼用看板
  ○遮光体に絵文字等を描くことで、広告用としての応用
  
生活・文化
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風にも強いすだれ
  ○風に弱い従来のすだれの代替用として住宅に応用

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導:有り
・ノウハウ提供:有り
・供与条件:譲渡または許諾
market potential 本発明の庇は、建物の外壁の窓等の上に庇本体を設けて、庇本体の一部に水平方向の小さな入射角で入る侵入光でも遮光できるような機能を持たせた遮光体を設け、室内への通気を妨げずに遮光性を向上させることができるものである。従来の庇では遮断できなかった、水平方向の小さな入射角で入る朝日や西日等の直射日光や隣接する建物の反射光等を遮断することができることから、ビル等の大きな建物から小住宅まで大きな応用効果が考えられる。遮光体を必要に応じ庇本体内へ収容することも可能であることから、季節によって使い方を選ぶことも可能であり、風雨が強い場合には遮光体を庇本体内へ収納することにより風雪災害の多い地域での応用も可能である。また、遮光体に絵文字等を描くことで、広告用としての応用もある。


タイトル
(ライセンス情報)

特許権者 平田工業株式会社

ライセンス情報番号 L2010003333

お問い合わせ先

平田工業株式会社
代表取締役社長
井上 憲
   

〒 544-0002
大阪府大阪市生野区小路3−9−15
TEL:06-6751-5908  FAX:06-6751-5400
E-mailAddress:
   k.inoue@hiratakogyo.co.jp




出願番号 特願2002-058054

公開番号 特開2003-253836

特許番号 特許4426153

権 利 存 続 期 間 11年6ヶ月(平34.3.4)

権利化情報  出願日/平14.3.4 公開日/平15.9.10 登録日/平21.12.18

用語解説 
庇(ひさし) 建物の開口部の上に取り付けられる雨よけ用の小型の屋根
遮光体 外光が入ったりしないようにするもの
入射角 入射光の反射面に対する角度をいい、反射の法則により入射の角度と反射の角度は等しい

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
 :大阪府 板倉 正
・IPC:E04F 10/10

原稿作成 
原稿作成:市毛 修  株式会社ベンチャーラボ PDF