創傷用絆創膏が粘着された剥離シートに手を触れずに絆創膏供給・貼り付け作業・シート巻き取りできる供給具


静脈注射や点滴後等に看護師は止血や傷口閉鎖のために、絆創膏剥離紙シートから絆創膏を剥がして創傷個所に貼り付ける作業を行うが、その際に患者の血液が看護師の手等に付着し、感染を引き起こす危険性がある。また絆創膏を剥離シートから剥がして傷跡に貼り付け、傷跡が塞がるまで止血する作業は煩雑で、また使用の度に剥離シートを塵として処分しなければならない問題もあった。そのため創傷個所に手を触れずに絆創膏を貼り付ける装着具も開示されているが、使用済みテープの後始末の面倒さや衛生面欠如が課題とされていた。本発明は、このような従来の絆創膏が保持していた各種課題を解消しようとするもので、長尺の剥離シート片面側に複数の絆創膏が貼着されたロール収納部から創傷跡に手を触れずに絆創膏を供給し、絆創膏を皮膚に貼り付けた後、絆創膏子剥離シートには全く手を触れずに巻き取ることを可能にした供給具を提供している。そのため、使用済み剥離シートの後始末が不要となることに加え、片手でも絆創膏の繰り出し、巻き取り作業が行えることから利便性も大幅に向上している。更に、剥離シートは巻き取り部でケース内に収納される構造となっているため埃や血液等も付着し難く、極めて衛生的でもある。

ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
化学・薬品
化学・薬品
生活・文化
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その他
その他
創傷用絆創膏供給具
  ○絆創膏を供給・貼り付け作業・シート巻き取りできる供給具
  
  
繊維・紙
繊維・紙
生活・文化
生活・文化
その他
その他
作業用テープ供給具
  ○両面テープの供給・貼り付け・巻き取り作業を自動化した供給具
値札自動取り付け具
  ○小売店の商品の値札取り付け具に活用する
  

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導:有り
・ノウハウ提供:有り
・供与条件:譲渡または許諾
market potential 本発明は、止血用注射絆や創傷用絆等、絆創膏を繰り出すことができる絆創膏供給具に関し改良が加えられたことで、使用後の剥離シートの後始末が簡便化され、著しく使い勝手と衛生性が向上するメリットがある。日本衛生材料工業連合会ニュース(日衛連2008年9月)によると、救急絆創膏市場は115億円/年であり、非常に伸張傾向にある。薬事法の改正で薬局・薬店の他、スーパ・コンビニでも購入できるようになったのがその主因。しかし、本発明が対象とするような医療事業者向けの絆創膏消費はその内の5%程度であるため、その市場規模は約5〜6億円/年。製品の性質上、その市場規模は極端に大きくはないが応用性に優れていること、何よりも医療従事者の利便性を大幅に向上させ、院内感染等リスクを大きく低減させる効果は非常に大きいものがある。是非普及させたいものである。


タイトル
(ライセンス情報)
絆創膏供給具

特許権者 プラネットライフ株式会社

ライセンス情報番号 L2010000004

お問い合わせ先

プラネットライフ株式会社
代表
執行 聡伸
   

〒 807-0821
福岡県北九州市八幡西区陣原3−19−8−206
TEL:080-5602-8444  FAX:050-1363-2116
E-mailAddress:
   planet1512@ybb.ne.jp




出願番号 特願2006-202654

公開番号 特開2008-030861

特許番号 特許3996942

権 利 存 続 期 間 15年10ヶ月(平38.7.26)

権利化情報  出願日/平18.7.26 公開日/平20.2.14 登録日/平19.8.10

用語解説 
両面テープ 薄膜状の基材の両面に接着剤を塗り、細長い帯状にした文房具である
値札 販売商品等に付ける値段を書いた札
絆創膏 傷口を覆ったり、包帯がずれないようにしたり、あるいはねんざ部位を固定させたりするのに使う

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
 :福岡県 沖 宏治
・IPC:B65H 35/07
参照可能な特許流通支援チャート
    :17年度 化学33 血液浄化材料

原稿作成 
原稿作成:斎藤 達  株式会社ベンチャーラボ PDF