無歯顎の患者に対しても人工呼吸器を用いて肺に空気を送りこむことができる人工呼吸補助具


本発明は、人工呼吸補助具に関し、特に、アンビュバッグによる人工呼吸を施すことが必要な患者が、無歯顎の患者であっても、人工呼吸器を用い、空気を十分に、且つ安全に患者の肺に送りこむことができる人工呼吸補助具に関するものである。アンビュバッグによる人工呼吸を行う際に、患者が、無歯顎のような場合、その患者の頬が窪んでいるため、マスクを患者の鼻口に押し当てて呼吸器を押し操作した場合、マスクと頬との隙間から空気が漏れ出し、空気を十分に患者の肺に送り込むのが難しいという問題があった。本発明は、従来の口唇開拡装置を改良することにより、患者が、無歯顎の患者である場合であっても、マスクと頬との隙間から空気が漏れることがなく、空気を、患者の肺に送りこむことができる人工呼吸補助具である。人工呼吸補助具は口角を押し広げる一対の口角鉤と、その各々に外方に向かって突出するように形成され、口腔内に挿入される一対の翼部と、一対の口角鉤を連結する略U字状のバネアーム部とを備え、一対の翼部の各々が一対の口角鉤の概ね前面方向に突状に湾曲した略半球形状の曲面を有している。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
機械・加工
機械・加工
化学・薬品
化学・薬品
その他
その他
人工呼吸補助具の製造
  ○人工呼吸器補助具の製造に活用
  
  
生活・文化
生活・文化
その他
その他
人工呼吸補助具の病院他医療機関、個人患者への販売
  ○人口呼吸器補助具の病院、個人への販売に活用
  

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件について:許諾のみ
market potential 2007年版機能別ME機器市場の中期予測とメーカーシェア(治療機器編)(矢野経済研究所、マーケットレポート)によると、人工呼吸器本体の新規出荷台数は2006年度4,324台、2007年度4,510台の規模である。また、人工呼吸器補助具の市場は2006〜2007年度新規出荷ベースで3.7〜3.8万台前後である。非常に限られた市場といえるが、高齢化社会になるに従い、この種の人工呼吸器、補助具を必要とする人口は増加する。ニーズは明確であるのできちんとしたものに仕上がれば確実な需要が期待できる。本発明を具体化した人口呼吸補助具を製造するアイデアではME機器製造メーカに依頼(ライセンシング、製造委託など)して人工呼吸器補助具として製造を行う。更に、製造された人口呼吸補助具の病院他医療機関、個人患者(在宅患者)への販売を人工呼吸器とのセットで行う。


タイトル
(ライセンス情報)
人工呼吸補助具

出 願 人 国立大学法人鳥取大学

ライセンス情報番号 L2008004604

お問い合わせ先

鳥取大学 産学地域連携推進機構
知的財産管理運用部門 
部門長 佐々木 茂雄

〒 680-8550
鳥取県鳥取市湖山町南4−101
TEL:0857-31-6000  FAX:0857-31-5474
E-mailAddress:
s.shigeo@cjrd.tottori-u.ac.jp





出願番号 特願2005-257710

公開番号 特開2007-068697

特許番号 出願中

権 利 存 続 期 間 出願中

権利化情報  出願日/平17.9.6 公開日/平19.3.22 登録日/出願中

用語解説 
人口呼吸 人工呼吸とは、自発呼吸が不十分な人に対し、人工的に呼吸を補助することをいう
人工呼吸補助具 傷病者など人工呼吸器を直接使用できない患者が使用できるようにする補助具
口腔開拡装置 口腔内の治療などのために口腔を広げる装置

参考情報 
・IPC:A61M  16/06

原稿作成 
石田 正浩  株式会社ベンチャーラボ PDF