酵素水を適温、適圧にして放水する洗浄装置及び洗浄方法 |
本発明は、食品の加工場や厨房等の床面に付着した油脂分や有機物を酵素の働きで分解し、ぬめりを取除いて床面を清潔に保つことができる洗浄装置及びそれを用いた洗浄方法を提供するもので、洗浄装置の特徴とするところは、酵素水を収容する貯留タンクと、貯留タンクに連設され酵素水を加熱する加熱部と、貯留タンクに連設されたポンプと、ポンプに接続され酵素水を放水する放水部と、ポンプ又は放水部に配設され酵素水の放水圧力を調整する圧力調整部とを備えた構成にあり、洗浄方法の特徴は加熱部による酵素水の加熱温度を25℃〜60℃、好ましくは30℃〜45℃にし、圧力調整部による酵素水の放水圧力を400kPa〜700kPaにした点にある。本発明によれば、酵素水を適温に加熱するため酵素の働きを十分にして短時間で油脂分や有機物等の付着物を分解でき、洗浄性を向上させることができる。また、ポンプ又は放水部に酵素水の放水圧力を調整する圧力調整部を有するため、汚れ具合や付着物の量等に応じて容易に放水圧力を調整することができ、無駄なく確実に洗浄作業を行うことができる。使用する酵素としては付着物の種類によって選択することができ、例えば付着物が油のときはリパーゼを、蛋白質のときはプロテアーゼを、でんぷんのときはアミラーゼを使用し、付着物が複数のときは複数の酵素を混合して使用する。 |
ユーザー業界 | 活 用 ア イ デ ア |
機械・加工 | 洗浄装置の製造販売 ○洗浄装置を製造・販売する |
生活・文化 | 洗浄サービス ○工場、ホテル、食堂と契約して定期的に清掃サービスをする |
その他 | 洗浄装置のレンタルサービス ○工場、ホテル、食堂へ洗浄装置を貸し出す |
関連特許 | なし |
特許情報 |
・実施段階:実施有り ・技術導入時の技術指導の有無:応相談 ・ノウハウ提供:応相談 ・ライセンス制約条件について:許諾のみ |
market potential | 本発明の洗浄装置及び洗浄方法がその効果を発揮するのは、食品の加工場や厨房等の床面に付着した油脂分や有機物を酵素の働きで分解して、ぬめりを取除いて床面を清潔に保つことのほかに、グリストラップの洗浄がある。グリストラップは飲食店、レストラン、学校給食、病院、ホテルの厨房の排水に多量に含まれる油脂分を阻集するために法律で設置が義務付けられている。しかしながら、現実のグリストラップは水面に油脂分や残渣が浮上硬化してグリストラップとしての機能が低下し、その結果悪臭を発散する、ゴキブリ等の害虫を発生するなど問題が顕在化している。本発明洗浄装置及び洗浄方法を使用することにより、短時間の洗浄作業によりグリストラップに付着している油脂分及び残渣を除去することができる。従って、本発明は洗浄装置そのものの製造販売、洗浄装置を利用した洗浄サービス業や洗浄装置のレンタル事業としても活用できる。 |
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