鱗片状の為隠蔽力大で亜鉛金属故にUVアブソーバー作用を有する無公害、多機能の防錆亜鉛金属顔料


従来、自己犠牲型防錆防食剤には、亜鉛フレークに異種金属を含有させてなる異種金属含有亜鉛フレークを用いて製造されている。
この異種金属含有亜鉛フレークとしては、主にアルミニウム含有亜鉛フレークが挙げられるが、その製造には、亜鉛に対してアルミニウムを1%以上添加することが非常に困難であった。またアルミニウム以外の他の金属を混合する場合、添加量を増すことが困難であり、特定のものしか亜鉛フレークに混入できず、その用途が限られてしまうという問題があった。
また、自己犠牲型防錆防食剤において着色したものが要望されても、防錆防食作用を有する顔料が存在しておらず所望とする色相が得難いという問題があった。
本発明の目的は、多岐にわたる性能を発揮し、所望とする色相に着色することができる異種金属含有亜鉛フレークの製造方法およびそれを用いた自己犠牲型防錆防食剤の製造方法を提供することにある。
すなわち、本発明は、亜鉛粒子と、他の金属粒子、無機顔料粒子等とを、ビーズミルを使用して有機溶剤、潤滑剤と共に混合し、粉砕することにより、亜鉛粒子をフレーク化しつつ、フレーク化された亜鉛粒子の表面に他の金属粒子、無機顔料粒子等を付着せしめることを特徴とする異種金属含有亜鉛フレークの製造方法である。
また、本発明は、上記の異種金属含有亜鉛フレークを使用して製造されることを特徴とする自己犠牲型防錆防食剤の製造方法である。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
土木・建築
土木・建築
金属材料
金属材料
無機材料
無機材料
金属防食剤
  ○多岐にわたる性能を有する。
  ○異種金属含有亜鉛フレークを用いた自己犠牲型防錆防食剤である
  
化学・薬品
化学・薬品
金属材料
金属材料
生活・文化
生活・文化
地球環境に優しい処理法
  ○金属防食剤も処理後の塗膜中にも有害な物質は一切含まれず、廃棄処理後にも有害成分等は含まれておらず、地球環境に優しい省資源、省エネルギーの処理方法である
  
  
無機材料
無機材料
その他
その他
着色された自己犠牲型防錆防食剤
  ○防錆防食作用を有する顔料が存在しないが、本方法により所望とする色相に着色された自己犠牲型防錆防食剤を製造することができる
  

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件について:譲渡または許諾
market potential 本発明による異種金属含有亜鉛フレーク、それを用いた自己犠牲型防錆防食剤には、所望する種々の物質を混入でき、またそれに応じて多岐にわたる性能を発揮する。
また、着色された異種金属含有亜鉛フレークを使用すれば、自己犠牲型防錆防食剤の製造時において顔料を使用せずとも着色された自己犠牲型防錆防食剤を製造することができ、現時点では防錆防食作用を有する顔料が存在しないため、これが本発明の最大の特徴となり得る。特に防錆防食力の有る無公害の黒色、シルバー色の亜鉛金属顔料は重要である。また、発熱体、電極用等の新しい合金の製造にも活用され得る。
本発明の金属防食剤およびその処理液による処理後の塗膜中のいずれにも有害な物質は一切含まれず、さらに廃棄処理後にも有害成分あるいは有害成分を生成するような成分は含まれておらず、本金属防食剤を使用する金属防食処理方法は地球環境に優しい省資源、省エネルギーの処理方法である。


タイトル
(ライセンス情報)
異種金属含有亜鉛フレークの製造方法およびそれを用いた自己犠牲型防錆防食剤の製造方法

出 願 人 廣瀬 邦彦

ライセンス情報番号 L2007000731

お問い合わせ先

 
  廣瀬 邦彦

〒 509-0133
岐阜県各務原市鵜沼古市場町4−179 ベレーザカステーロ405
TEL:058-370-9639  FAX: 
E-mailAddress:
miracledream92@ybb.ne.jp




出願番号 特願2005-175204

公開番号 特開2006-348147

特許番号 出願中

権 利 存 続 期 間 出願中

権利化情報  出願日/平17.6.15 公開日/平18.12.28 登録日/出願中

用語解説 
顔料 水や油によって溶解しない、色をもった粒子のこと
ビーズミル 物質を粉砕、分散してナノメートル領域まで細かくする湿式微粉砕・分散機である
フレーク 物体を粉砕して得られる小片あるいは薄片をいう

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
・IPC:C09C 1/62

原稿作成 
山本 信夫  株式会社テクノソフト PDF