連結用鈎部を形成した溶接鉄筋網を設置箇所にて連結し、広い範囲に効率よく、且つ均質な配筋を施す


所定間隔を隔てて平行状に配列された複数本の縦線と、これら縦線の配列が形成する平面の一面側に、所定寸法の網目を多数形成するよう略矩形格子状配置として互いの交叉箇所同士を一体化した複数本の横線とを有し、略等間隔配置となる幾数本かの縦線の一方端、および/または、略等間隔配置となる幾数本かの横線の一方端を、連結の際に重ね合わせ状となる方向に向けて90〜180゜前後折曲して略L型状あるいは略「つ」の字状の連結用鈎部を形成した構成からなる溶接鉄筋網である。本発明の溶接鉄筋網は、一定の面積単位毎に工場で精密且つ効率的に大量生産することができると共に、連結用鈎部を形成し、設置箇所にて連結することにより、工事現場で広範囲に効率良く、且つ均質に配筋作業を行うことができる上、熟練を要さずとも強固な連結構造を確保することができ、しかも配筋作業終了後に工事監理者が、各溶接鉄筋網の接続状態を確認するだけで、作業確認を簡潔に完了することができるものとなり、従来の丸鋼や異形鉄筋を現場で組み合わせて一本毎に結束線で緊結する作業や、溶接鉄筋網同士を専用の別部品によって連結していた配筋作業等に比較して、格段に効率的で品質の高い鉄筋コンクリートの打設を実現できる。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
土木・建築
土木・建築
配筋
  ○鉄筋コンクリート造建築物の基礎やコンクリート壁、床スラブの配筋に適用

  ○護岸法面、舗装道路の配筋に適用

  ○プレキャスト・コンクリート製品の配筋に適用

関連特許 あり
特許情報 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件について:許諾のみ
market potential 鉄筋コンクリート造建築物の基礎やコンクリート壁、床スラブ、護岸法面、コンクリート舗装道路、プレキャスト・コンクリート製品等を補強してひび割れや破損を防止するための配筋工事において、本発明の溶接鉄筋網を適用により、配筋工事現場での作業性効率及び品質向上、熟練作業者減少への対応や、経費の削減が期待できる。すなわちこの発明の溶接鉄筋網は、製造も容易で、従来の溶接鉄筋網に比して設置作業を大幅に効率化でき、遥かに経済的且つ確実な配筋ができ、連結用の別部品を不要として施工費用の削減と工期の短縮とを確実に達成可能であり、経費の削減が求められる建築業界において高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものと予想される。特に現場での作業区域に制限の多い都心部などでの大型高層マンション建設などで、鉄筋コンクリート部材の工場での事前量産化などの顕在・潜在市場が膨大である。


タイトル
(ライセンス情報)
溶接鉄筋網

出 願 人
有限会社 山形仮設

ライセンス情報番号 L2005010507

お問い合わせ先

有限会社 山形仮設
代表取締役 鈴木 清春

〒 990-2411
山形県山形市前田町11−37
TEL:023-632-5145  FAX:023-632-5146
E-mailAddress: 




出願番号 特願2002-179238

公開番号 特開2004-019373

特許番号 出願中

権 利 存 続 期 間 出願中

権利化情報  出願日/平14.6.19 公開日/平16.1.22 登録日/出願中

用語解説 
床スラブ 鉄筋コンクリートの床板

参考情報 
●特許流通アドバイザーによる推薦

原稿作成 
●原稿作成:福崎 敏博  日本アイアール株式会社 PDF