1系統立体映像信号の編集方法および立体映像撮影のためのビデオカメラ用光学アダプター装置


立体映像は左右の目の視差により識別されるため立体映像信号は右側光学系映像と左側光学系映像とからなっている。本特許はこれら二つの映像信号を時分割的に同一媒体に記録した1系統立体映像信号の編集方法を提供するもので次の4プロセスから成っている。(1)1系統立体映像信号を右側光学系と左側光学系との2系統に分割する分割プロセス、(2)それぞれの画像を時系列的にパソコンなどの編集画面に表示する表示プロセス、(3)表示された画像を所望の画像に調整する調整プロセス、(4)2系統の立体映像信号を1系統の立体映像信号に統合する統合プロセス。(3)の調整プロセスでは水平視差補正、垂直視差補正、左右フィールドの逆転補正、画像サイズの調節、画像アングル(歪)調整、立体像再生位置計算、プレビューなどの機能を用いて画像の調整を行なう。これら編集は左右独立に編集可能である。また、本特許には二つの映像信号を得るにあたり、一台のビデオカメラを用いて上記編集方法と連動した立体映像を撮影することを可能とするアダプター装置が含まれる。すなわち、ハーフミラー、全反射ミラー、液晶シャッター、光学レンズよりなる光学アダプター装置を普通のビデオカメラに着けることにより通常のビデオ撮影と同様の手順で立体映像を簡便に撮影することができる。
ユーザー業界 概  要

電気・電子
電気・電子
生活・文化
生活・文化
立体映像制作
  ○アミューズメント設備などにおけ る立体映像ソフトの作成設備

電気・電子
電気・電子
立体映像撮影カメラ
  ○立体ビデオ映像を撮影する装置

電気・電子
電気・電子
立体テレビ
  ○立体映像撮影装置と連動したテレ ビジョン装置

関連特許 なし
事業実績条件 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参考情報 近年、アミューズメント設備などに向けた種々の立体映像表示装置や方式が提案されているが、ソフトとなる立体映像の撮影や制作に多大な労力とコストを要するため普及はあまり進んでいない。特に、従来方式では立体映像の撮影には同期した2台のカメラが必要であったり、左右いずれかの映像に欠陥が生じたときには歪や映像の欠損といった不具合が生じ、新たに作り直さなければならなかった。本特許を適用すれば、撮影された立体映像の左右それぞれの画像を独立に補正することができ、立体映像の編集や補正が容易となる。そのため、歪や違和感のない高品質の映像を効率よく簡単に制作できる。また、この編集方法に連動して使用可能な立体映像撮影用の光学アダプター装置を用いることにより立体映像の撮影が簡便になる。



タイトル
(ライセンス情報)
立体映像信号の編集方法、及び立体映像撮影用のビデオカメラの光学アダプター装置

出願人    学校法人早稲田大学、
株式会社レッツ・コーポレーション

ライセンス情報番号 L2004004685

お問い合わせ先

早稲田大学産学官研究推進センター
研究推進部参与 風間 孝彦
〒169-8555
東京都新宿区大久保3−4−1
TEL:03-5286-9867 FAX:03-5286-9870
E-mail:contact-ipc@list.waseda.jp



出願番号 特願2001-143240

公開番号 特開2002-344997

特許番号 出願中

権 利 存 続 期 間 出願中

権利化情報 
出願日/平13.5.14  公開日/平14.11.29  登録日/出願中 

用語解説  
2系統立体映像信号 ・2台のカメラで左右の画像をそれぞれ撮影し、それぞれの画像が同期して記録されている映像信号
1系統立体映像信号 ・左右2系統の立体映像信号を時分割的に一つの媒体に記録したもの

参考情報  
参照可能な特許流通支援チャート
  :15年度 電気18 3次元物体識別技術

原稿作成  
永田 銕男  株式会社ベンチャーラボ PDF