伸縮自在で、余った端が垂れ下がらないベルトストラップ


かばん類のストラップのように古くから使われているものは、今ある形が当たり前になってしまい、なかなか改良点が見つからないものである。通常、ショルダーバッグ等のベルトはバックルに通したベルトを引っ張って長さが変えられる。しかしその変化量はあまり多くなく、しかも操作は到底急ぎの間に合う物ではない。本発明の要点は、縮んだときの4倍もの長さに伸ばせることと、それが簡単な操作、つまりバックルを引き離すあるいは互いに寄せるという操作だけで瞬時に伸縮できるという所にある。このアイデアは、ショルダーバッグだけでなく、携帯電話のストラップも例示されているが、それ以外でもおよそひも状の物を伸縮する必要のあるさまざまな分野に応用できる。更に普通のベルトのように縮めたときの余った端が生じないこともこのストラップの大きな特徴である。 用途はかばんの他、携帯電話などの提案も紹介されているが、さらに人体に巻きつく形のストラップであれば、伸縮自在であることによって、業務や登山などのときに応用することが可能である。
ユーザー業界 概  要
生活・文化
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●登山用具の締め付けベルト
  登山用具には高い安全性が求められる。ベルトのたるみや不要な端の垂れ下がりは事故の原因となるので、本発明のベルトが有効である。

生活・文化
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●業務用工具袋のストラップ
  肩に掛け、あるいは背負うタイプの工具袋は、作業中にそのベルトやストラップが邪魔になるので、伸縮自在な本発明のベルトが有効である。

生活・文化
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●自転車の荷掛け紐
  ゴムなどが使われる荷掛け紐は、本発明のベルトを使うことで勝手に伸縮せず、端が垂れ下がって車輪に巻きつくなどの事故も防止できる。

その他
その他
●自動車のルーフ物置締め付けベルト
  長さの変化量が多く、端が余らない本発明のストラップはルーフ物置のベルトに最適である。


関連特許 なし
事業実績条件 ・実施段階:試作
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件について:許諾のみ
参考情報 かばんの紐の長さが調整できることは、まずかばんそのものの使用パターンを広げる。販売が好調なかばんの中に、ボストンバッグ、ショルダーバッグ、ベルトバッグなどを兼用する種類が登場している。これらのかばんは、袋本体を折り畳み、折り返しながら兼用スタイルを自在に変えていけるとともに、本発明の伸縮自在ストラップによって、その特長をより強化することができる。 その他本発明は、固定させる用具としての機構にも使える。散在する物品を締結させるロープに、もしくは工事用に使うポールや杭状のものをつなぐロープの結束部などである。また、自転車は今後の環境問題や都市生活を考えると、まだまだ便利になる要素を備えており、自転車の荷台構造に工夫を加え、締結用のストラップ機構として本発明を応用することも可能だ。



タイトル
(ライセンス情報)
伸縮自在なストラップ装置及びそれを備えたバッグ

特許権者   川北 喜十郎

ライセンス情報番号 L2003005901

お問い合わせ先
〒 274-0822
   千葉県船橋市飯山満町2-482-22 B-504
   川北 喜十郎
     弁理士
      TEL:03-5362-3180
      FAX:03-3341-6103

出願番号 特願2001-359219

公開番号 特開2002-345535

特許番号 特許3359627

権 利 存 続 期 間 18年1ケ月
(平33.11.26満了)

権利化情報 
出願日/平13.11.26  公開日/平14.12.3  登録日/平14.10.11 

参考情報  
特許流通アドバイザーによる推薦

原稿作成  
吉田 邦雄  システム・インテグレーション 株式会社 PDF