生体高分子/ポリアリルアミン複合体 |
本発明は、絹蛋白質などの生体高分子とポリアリルアミンとを水性溶液または分散液の状態で均一に混合し、基質の上で乾固することにより得られる生体高分子/ポリアリルアミン複合体である。この複合体は、細胞付着および増殖性に優れ、また強度などの物性や成形性も良好なため、生化学・医学分野に種々の用途が期待できる。 |
ユーザー業界 | 概 要 |
![]() 食品・バイオ |
●細胞培養床基材 昆虫細胞、マウス由来繊維芽細胞などの生体細胞を、本発明の複合体に付着させて増殖させる。 ●固定化担体 複合体の固定化機能を利用して、固定化酵素用担体、生体成分分離用担体、免疫測定法などに利用する。 ●ドラッグデリバリーシステム 本発明の複合体を、医薬品、生理活性物質などを継続的に徐放する徐放担体に利用する。 ●人工臓器材料 本発明の複合体に細胞、酵素、ホルモンなどの生理活性物質を組み込むことにより、より生体機能に近い人工臓器材料を作る。 ●生医学材料 本発明の複合体を人工血管、コンタクトレンズ、傷創被覆材、皮内注入用素材などに利用する。 |
![]() 生活・文化 |
●抗菌材料 本発明の複合体に抗菌性金属を包含させて、耐久性に富んだ抗菌材料を作る。 |
関連特許 | ・なし |
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事業実績条件 |
・実施段階:実証実験レベル ・技術導入時の技術指導の有無:比較的低い対価で技術指導を受けられる ・ノウハウ提供:一部享受できる ・ライセンス制約条件について:非独占の通常実施権のみ可能で、その他の制約なし |
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参考情報 | 複合体自体の製造は比較的容易であり、中小企業による技術導入に適した技術内容であるものと判断される。但し、医用材料としての使用に際しては、物性試験や臨床試験等の綿密な実験が必要とされる。 |
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