抗菌性ペプチド |
本発明の抗菌性ペプチドは、微生物の生体膜に作用して殺傷してしまうのに、動物細胞膜には作用せず無害であるという優れた特質を有する。しかも、このペプチドは、グラム陽性菌、グラム陰性菌などに対して広い抗菌スペクトルを示す。これらの特質を活かして新しい抗菌ビジネスが期待できる。 |
ユーザー業界 | 概 要 |
![]() 化学・薬品 |
●ドラッグデリバリー材料 高い膜構造認識作用を利用したドラッグデリバリーシステムへの応用も可能である。 |
![]() 食品・バイオ |
●食品用抗菌剤 スズメバチ毒由来の膜作動性ペプチドであるマストパランXのアミノ酸配列の一部に塩基性アミノ酸残基を挿入および改変して得た21個のアミノ酸(マスト21と命名)からなるペプチドは、微生物細胞膜に対しポア形成能を有する。マスト21は生体外では安定であり、さらに生体内に取り込まれた際に分解されるなどの細工をすることにより、食品用抗菌剤への応用が可能である。 ●植物用抗菌剤 植物の病気は70%〜80%がカビによるものだと言われている。そこで、本発明のペプチドを農作物、植木、生花などに噴霧したり、土壌に散布することで、細菌やカビに基づく病気を予防できる。本発明のペプチドは、微生物の膜構造そのものを標的とするため、耐性菌出現の可能性も低い。 |
関連特許 | ・なし |
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事業実績条件 |
・実施段階:実証実験レベル ・技術導入時の技術指導の有無:十分に享受できる ・ノウハウ提供:比較的低い対価で技術指導を受けられる ・ライセンス制約条件について:非独占の通常実施権のみ可能で、その他の制約なし |
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参考情報 | 本発明は食品に添加可能な抗菌剤という点において、市場における将来性が期待される技術であるものと考えられる。 |
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