粘度安定性に優れ、食品の食感を良くする小麦澱粉 |
もち澱粉は、従来はとうもろこし澱粉が利用されてきたが、粘度安定性が欠如しているため、化学処理によって安定性を付与していた。本発明は、化学処理を必要としない粘度安定性に優れる小麦澱粉に関するものである。もち性があるので、本発明の小麦澱粉を10%前後加えた小麦粉は低温での耐老化性が優れる上、他のもち澱粉より粘度安定性があるため、調理工程での粘度低下がおきにくく、さらに、できた製品の食感(硬さ、ねばり、なめらかさ等)も良い。したがって、麺類、レトルト食品、冷凍食品等の加工食品への利用に適している。 |
ユーザー業界 | 概 要 |
食品・バイオ |
●食感の良い麺類 化学処理したとうもろこし澱粉を使用することなく、小麦粉を使用する麺類の製造において、本発明の小麦粉を10%程度まぜて使用すると、麺の製造工程での製造の安定性が良く、さらにできた麺を食するために茹でると、通常の小麦粉のみで製造したものより、食感(硬さ、ねばり、なめらかさ等)が良い麺の製造を可能にする。 ●小麦粉を使用したレトルト食品 小麦粉を使用したレトルト食品の製造工程を安定化し、できた食品の食感を改良することを可能にする。 ●冷凍食品、水産練り製品、フライ食品、スナック、パン、生菓子等 これらの食品の製造にも、本発明の小麦澱粉をを少量使用することにより、製造工程を安定させ、製品の食感の改良を可能にする。 |
関連特許 | ・本特許はオーストラリアでも登録済み |
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事業実績条件 |
・実施段階:実証試験レベル ・技術導入時の技術指導の有無:比較的低い対価で技術指導を受けられる ・ノウハウ提供:一部享受できる ・ライセンス制約条件について:非独占の通常実施権のみ可能。その他の制約なし。 |
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参考情報 | 加工食品の年間販売額は約34兆円程度であり、本発明に基づく澱粉は、この内麺類、レトルト食品、冷凍食品等、様々な製品への適用が可能である。(「食品統計」農林水産省) |
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