養成クルマエビの産卵促進方法並びに産卵促進装置

開放特許情報番号
L2009004671 この特許が掲載されている活用例集をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2009/7/31
最新更新日
2009/7/31

基本情報

出願番号 特願2007-206851
出願日 2007/8/8
出願人 沖縄県
公開番号 特開2008-136478
公開日 2008/6/19
登録番号 特許第4149499号
特許権者 沖縄県
発明の名称 養成クルマエビの産卵促進方法並びに産卵促進装置
技術分野 食品・バイオ、その他
機能 食品・飲料の製造、その他
適用製品 産卵促進装置
目的 常時自然な交尾が可能な環境を実現することで、ふ化率の高い受精卵を長期間安定して産卵させ採卵可能とすると共に、種苗生産期間中に産卵のために用いる親エビの数を減らして生産の効率化を図ることを目的とする。
効果 同一水槽内で雌雄親エビが交尾し、雌エビは脱皮→交尾→産卵を飼育期間中繰り返す。産卵に用いる親エビは当初収容した群の卵が良質であれば、そのまま飼育を継続して取り替える必要はなく、使用尾数が雌エビを使い捨て状態で使用した従来の方法に比べて大幅に減少する。 また、種苗生産期間途中に多発する疾病の発生も、ほとんど発生のない開始当初の親エビを使用できるため、容易に回避できる。
技術概要
養成クルマエビの雌雄を屋内水槽に同居収容して交尾を誘発する際、充分量の飼育海水を給水して流水飼育可能とするため、 (1)給水パイプの先端を水槽の水面下に水没させて落下音や振動を抑制すると共に、排水升を設けることによって排水パイプからの排水音と振動も低減する。 (2)エビが潜れる程度に水槽の底に砂を敷くと共に、水槽の広さを10m↑2以上とし、窓の外部光を遮断して水銀灯を照射する。 特に、夜間に採卵するため、サイホンホースで採卵ネットに通水すると水面レベルが次第に低下するので、低下状態でも給水パイプ先端が水没状態となるように、充分な余裕を持って深く水没させる必要がある。 これにより、養成クルマエビにとって自然界に近い環境となり、不安を与えることがない。その結果、常時自然な交尾が可能となり、収容した雌エビは脱皮→交尾→産卵を繰り返す。その際の未受精卵が減少することで、長期間ふ化率の高い受精卵を安定して産卵させることが可能となる。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

登録者名称 沖縄県

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2018 INPIT