出願番号 |
特願2005-306124 |
出願日 |
2005/10/20 |
出願人 |
国立大学法人 宮崎大学 |
公開番号 |
特開2007-113070 |
公開日 |
2007/5/10 |
登録番号 |
特許第4945744号 |
特許権者 |
国立大学法人 宮崎大学 |
発明の名称 |
金の高選択的な抽出剤 |
技術分野 |
金属材料、化学・薬品 |
機能 |
その他 |
適用製品 |
金抽出剤、金選択抽出剤 |
目的 |
一段階で高選択的に金を抽出することができ、かつ、逆抽出に用いる水相の特別な後処理工程が不要である金の抽出方法および回収方法を提供する。 |
効果 |
各種の貴金属を含有する溶液から一段階で高選択的に金を抽出することが可能になる。この金の回収方法では、水を用いて金の逆抽出を行なうことが可能であるため、逆抽出後の複雑な後処理工程が不要である。 |
技術概要
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金を含有する水溶液から式1で表される化合物を用いて金を抽出する工程(以下「抽出工程」と称する)と、金及び式1の化合物を含有する相から水を用いて金を逆抽出する工程(以下「逆抽出工程」と称する)とを含む。式1に示す化合物において、Rは直鎖状又は分岐鎖状のより好ましくは炭素数8〜12のアルキル基又はアルケニル基である。抽出工程において式1の化合物を単独で有機相としてもよいが、化合物を有機溶媒に希釈したものを有機相としてもよい。希釈液として使用できる有機溶媒としては脂肪族化合物から芳香族化合物までの種々の有機溶媒が使用できる。「金を含有する水溶液」は典型的には「金の塩化物を含有する水溶液」である。金の塩化物を含有する水溶液は、例えば、金を含む廃棄物等を塩素化溶解することにより得ることができ、2.5mol/dm↑3以上の塩酸濃度を有するものが好ましい。金を含有する水溶液と、式1の化合物を含有する有機相とを、好ましくは1:5〜5:1の容積比で、5〜50℃にて、0.5〜48時間接触させ有機層に金を抽出する。続いて水を用いて金を逆抽出し、更に還元剤を用いて還元析出させ金を回収する。図2は各金属の塩酸濃度と抽出率の関係を示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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