開閉扉の出入口で脱いだスリッパが、移動しない開閉扉


一般住宅も洋風化し、畳の部屋以外はスリッパで移動することが多く、部屋も引き戸より開閉扉で仕切られていることが多い。扉は開く方向により、脱いだスリッパが脱いだ位置から離れた位置に移動してしまうことが多い。また、個人住宅のトイレでは一般に手動開閉扉を開き、スリッパを履き変えて出たときにスリッパが移動してしまう。本発明は、手動で開閉動作を行う空間を間仕切る開閉扉で、脱いだスリッパに接触することがなく出入りでき、元の位置にスリッパを留めて置くことができる。本発明の開閉扉は取手の押し引きで下部の一辺が開閉駆動制御機構に連動し、90°以上回動する。また、閉めた場合は駆動機構で元に戻るようになっている。下部駆動機構は跳ね上げる動作を行うモータを備え、導通の有無で検出し動作するもので、簡単な電気制御で行うことができる。従って子供、老人、車椅子利用者および身体障害者等にも負担なく開閉扉を使用することができる。車椅子を利用している人でも脱いだスリッパがドアに引きずられたり、扉に挟まったりすることはない。また、バリアフリー構造にも対応できる。その他、トイレ内は密閉された状態だが、音漏れや臭い洩れ等を心配せずに利用できる。

ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
土木・建築
土木・建築
生活・文化
生活・文化
下部が開く、開閉扉
  ○開閉扉の下部が開閉し、履物の移動を防ぐ開閉扉
  
生活・文化
生活・文化
バリアフリー化する開閉扉
  ○段差を付けずに、下部が開く開閉扉で履物の移動を防ぐ
その他
その他
家庭内のペット移動を容易にする
  ○開閉扉の下部を開閉し、ペットの移動を容易にする

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・供与条件:譲渡または許諾
market potential 一般住宅も洋風化し、部屋と部屋、廊下との間仕切りを移動する場合、スリッパを履くことが頻繁にある。その際、脱いだスリッパが脱いだ位置から離れた位置に移動してしまうことが多い。一般家庭の場合は開閉扉によるスリッパの移動を防ぐために段差を付ける必要があるが、本発明を用いれば段差を付ける必要はなく、バリアフリー化が可能となる。また、室内でペットを飼う場合、ペットが室内を移動することが容易となるため、爪や歯によって開閉扉を傷付けるといった問題も解決できる。その他、開閉扉は防音性が高く、子供が病気等の場合には開閉扉の下部を開くことで、様子を知ることができる。また、通風口としても利用できるため、他の応用面も考えられる。


タイトル
(ライセンス情報)
開閉扉

特許権者 杉本 貞夫、杉本 昭子、杉本 秀昭

ライセンス情報番号 L2010005003

お問い合わせ先

杉本自動車整備工場
杉本 貞夫
   

〒 419-0116
静岡県田方郡函南町日守117−21
TEL:055-978-6845  FAX:055-978-7078
E-mailAddress:
   sadao-sugimoto@za.tnc.ne.jp




出願番号 特願2005-322957

公開番号 特開2007-132002

特許番号 特許4544469

権 利 存 続 期 間 14年10ヶ月(平37.11.7)

権利化情報  出願日/平17.11.7 公開日/平19.5.31 登録日/平22.7.9

用語解説 
開閉扉 蝶番を使った開閉戸。引き戸は左右に開閉する戸
バリアフリー 「バリア(障壁)」を「フリー(除く)」障壁となるものを取り除き、生活し易くすることを意味する
導通 回路や線に電流が流れている状態のこと

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
 :静岡県 村元 学
・IPC:E06B 7/32
参照可能な特許流通支援チャート
    :15年度 一般10 バリアフリー住宅

原稿作成 
原稿作成:青山 進  有限会社青山技術士事務所 PDF