化粧用路面に様々な形状の凹部の模様を容易に設けられる施工方法 |
コンクリート舗装の表面に石を露出させて化粧用路面を作る方法として、下地コンクリートを打設後、上層に石が混じった化粧用コンクリートを打設して、下地コンクリートと化粧用コンクリートとを一体にした後に、表面のコンクリートをサンドブラストで除去し、石を表面に露出させて化粧用路面を作る方法が提案されている。また、化粧路面に所定模様の凹部を作る方法としては、表面の化粧用コンクリートが硬化する前に、鉄筋等で型押しするという手段が提案されている。しかし、従来の凹部を作る方法では、コンクリートを施して、ある程度コンクリートが硬化するまでは次の工程が行えず、化粧用コンクリートを施してから、数時間おいてからでないと型押し作業ができないという時間的な問題があった。また、サンドブラスト加工により凹部も削れ、表面部分との視覚の差が薄れるという欠点があった。本発明は、凹部の作成用に、ゴムまたはウレタンからなる型枠を用いることにより、コンクリート打設後の硬化時間を待つことなく直ちに型枠の埋め込み作業を行うことができるため、作業時間を大幅に短縮することができる。また、型枠を埋め込んだ状態のままでサンドブラスト加工を行なえるため、凹部は型枠で保護された状態となり、凹部は全く削られることなく、削られて石材が露出した部分とによって明瞭なコントラストを形成することが可能である。
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ユーザー業界 | 活 用 ア イ デ ア |
土木・建築 | 長期開催イベント用化粧用路面 ○路面に絵文字等を表示する化粧用路面への応用 景観対策用化粧壁 ○外壁等周りの景観にマッチするような化粧壁への応用 |
関連特許 | あり |
特許情報 |
・実施段階:実施有り ・技術導入時の技術指導:応相談 ・ノウハウ提供:応相談 ・供与条件:許諾のみ |
market potential | 本発明の化粧用路面を作る工法は、ゴムやウレタン等の型枠を用いることにより、コンクリート打設後の硬化時間を待つことなく型枠の埋め込み作業ができるため、作業時間を大幅に短縮することができるとともに、化粧用コンクリートの表面と凹部とに明瞭なコントラストを形成することが可能であり大きな応用効果が考えられる。また、化粧用コンクリートに設ける凹部の形状も、従来のような型枠の構造上の制限で決まるような凹溝に限られることなく、様々な形状の凹部を形成することが可能であることから様々なバリエーションに対応できるため、長期間にわたり開催するイベントで路面に絵文字等を表示する化粧用路面や景観対策として用いられるような化粧壁等応用範囲は広い。
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