手間大、臭いが発生、良いものができないという湯煎の課題を解決した、アホエンの生成可能な湯煎器


従来家庭で湯煎する場合、次の課題があった。(1)湯煎は手間がかかる(2)作業中に臭いを発生するものが有る(3)良いものができない、という3つの課題があった。また、球根ニンニクからアホエン油を生成する場合、(1)ニンニクを微塵化し、100 ℃ 以下の油漬環境にて、アホエンが生成できる(2)ニンニクは、微塵化するとき、強い臭いを発生する(3)アホエンは、光に弱く、光に当たると消滅化する、という課題があり、専用の機器が存在しなかった。これらの課題を解決するために、外箱に加熱部を設け、内箱外箱の間を湯煎ゾーンとして、内箱・網箱を挿脱可能に装着した湯煎器とし、この上に微塵切器を載せ合体した湯煎器とした。微塵切器は、刀刃と立ち刃によって微麈化するとともに、二刃を卍巴に形成し、これを回転軸が傾倒する軸具に装着、この形状と円心力とが相俟って、落下し網箱に落し込むよう作用する。よって、連続作業が可能となる。また、網箱内に注油し湯煎する、アホエン生成にも適用でき、前記課題を解決する湯煎となる。これにより(1)手間がかからない(2)微塵化作業から湯煎作業まで、連続的に行うことが可能(3)安価(4)安定感を有し、油漬環境も良好に確保され、高品質のアホエン生成法を提供することができた。

ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
化学・薬品
化学・薬品
漢方薬
  ○漢方薬製造業における効率向上施策として適用
生活・文化
生活・文化
家庭用湯煎器
  ○家庭で湯煎を行い、またアホエンを生成する手段として活用

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・供与条件:譲渡または許諾
market potential 本発明は漢方薬、健康食品、給食産業等に利用可能である。あるいは家庭での利用に可能性がある。漢方薬に係る湯煎等は、秘密とする慣例が引き継がれ、これに起因し器具も公開されることは少ない。また、油漬生成法等の専用機器も同様である。このような状況から家庭で湯煎する行為は稀である。本発明の湯煎機器ならびにそれを使用したアホエン生成法が提供できれば上記分野に大きく貢献できる。本発明の主要適用市場は漢方薬の市場である。2008年度における漢方薬(医療用漢方製剤)の市場規模は、1,069億円である(ツムラのホームページより)。アホエンはニンニクの刺激臭の元であるアリシンを熱するとできる。血液をさらさらにして流れを良くする働きがある。アホエンが本発明により簡単に作れるようになれば人々の健康にも大きく貢献できる可能性がある。


タイトル
(ライセンス情報)
湯煎器並びに該器を用いたアホエン生成法

特許権者 星野 昌史

ライセンス情報番号 L2010003141

お問い合わせ先

星野 昌史
   

〒 502-0871
岐阜県岐阜市鷺山新町4−31
TEL:058-294-0076  FAX:058-294-0076
E-mailAddress:
   masa.hoshino@tg.commufa.jp




出願番号 特願2005-068055

公開番号 特開2006-218261

特許番号 特許4348708

権 利 存 続 期 間 14年5ヶ月(平37.2.10)

権利化情報  出願日/平17.2.10 公開日/平18.8.24 登録日/平21.7.31

用語解説 
湯煎 湯煎とは鍋等に湯を沸かし、その中に入れた小さい容器中で食材を間接的に加熱する調理法
アホエン ニンニクの刺激臭の元であるアリシンを熱するとでき、血液をさらさらにして流れを良くする働きがある
漢方薬 医師が漢方的な診察で、数種類の生薬を組み合わせて処方する薬

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
 :岐阜県 島田 忠
・IPC:A61J 3/00

原稿作成 
原稿作成:石田 正浩  株式会社ベンチャーラボ PDF