魚信と餌落ちを微細に把握して釣糸にも接合簡単な釣り浮き


従来の釣り浮きの働きは、水面上の目盛と色の配列が魚信によって水面下に没し、あるいは釣り餌の減少により水面上に上がること等の上下運動により、その動きを水面と浮きとの接点で見極め判断していたが、浮きの構造上、波風か魚信なのか微妙な動きは解りにくかった。この様な問題点を解決するために、本発明の釣り用浮きは、浮力を持つ円錐形の浮き中心部と2本の中空円筒管と、3本の軸から構成して、第1の浮きの外管と第2の浮きの内管とに分離することにより、内管が外管と異なる動きをするので、浮きに描かれた目盛と色の配列が変化し、微妙な魚信を把握できる。具体的な機能構成は、均等に不透明のラインを配置した、透明な中空円筒状の第1の浮きの本体内部に均等に色付けされた不透明な第2の浮きが、水面下まで貫通された開口により、釣り糸と結ばれている。第1の浮きに比べて浮力の少ない第2の浮きが、浮力を有する第1の浮き中央部に形成されたスプリング上部に維持され、第1の浮きの内側を第2の浮きが、魚信により可動すると、第1の浮きの不透明のライン内側を上下に可動する第2浮きの目盛と色の配列が変化し情報を知らせることができる。

ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
生活・文化
生活・文化
交換不要の釣具
  ○1つの浮きで各種の釣りが可能
釣り自然環境の保護アピール
  ○釣り人のマナーをアップする浮き

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・供与条件:許諾のみ
market potential 複数の釣りをする人を含む日本人の延べ釣り人口は、4,500万人、その内、約8割が海釣りで3,800万人、海釣り人口で磯、波止、浜が46%(平成17年度農水省「レジャー白書」)であり、このことから釣り浮きを使用する市場規模が窺われると共に、自然環境に適した良質の機能構成の釣り浮きが要求される大きな市場であるといってよい。従来から、浮き釣りは、浮きから下の長さの調整が釣りの現場で素早く調整できて、しかも微妙な魚信でも簡単に把握できることが望まれていた。また、釣り場の天候変化にも迅速に対応できる交換不要の釣り浮きも併せて要求されていた。本発明の釣り浮きは、1つのセットで調整が可能であるので、浮き本体の交換が不要であり、釣り人の期待を満足することはもとより、釣り場での仕掛け変更による鉛や釣り糸の片付け忘れ等の放置が減り、自然環境を保つことが可能なクリーンな釣具が実現する。


タイトル
(ライセンス情報)
釣り浮き

特許権者 三ツ井 信光

ライセンス情報番号 L2010002809

お問い合わせ先

三ツ井 信光
   

〒 376-0042
群馬県桐生市堤町3−15−20
TEL:0277-46-0112  FAX:0277-46-4750
E-mailAddress:
   mitsui12@taupe.plala.or.jp




出願番号 特願2004-050725

公開番号 特開2005-237264

特許番号 特許4464163

権 利 存 続 期 間 13年1ヶ月(平36.2.26)

権利化情報  出願日/平16.2.26 公開日/平17.9.8 登録日/平22.2.26

用語解説 
板おもり 浮き釣りで浮力調整のために釣り糸に挟んで使用し厚さは4分の1mmの鉛製が多く環境汚染問題となっている
餌落ちゲージ 餌が無くなったときでも浮きがピンと立つように浮きと釣り針とおもりによって水面上に見える目盛りを決める
魚信 釣りで、魚が餌に食い付いた動きが浮きや糸・竿を通して伝わってくること

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
 :群馬県 伊藤 哲三
・IPC:A01K 93/02

原稿作成 
原稿作成:門田 洋次  日本アイアール株式会社 PDF