接着テープの端部に非接着テープを貼り、貼着後のテープの剥離を容易にする剥離代を設けるテープカッター


従来の一般的なテープカッターは、テープ切断刃を設けたカッター本体に、ロール状の接着テープを装填する回転リールとから構成されている。これにより切断された接着テープ片は、貼着後テープ全体が貼着してしまうため、一旦貼着したテープを剥離したい場合には、はなはだ剥離が困難であった。これの代替案として、【公開番号】特開2001-10762が見られる。粘着テープの一端に非粘着テープを接着させておき、容易に剥がせるように剥離代を設けたものである。しかし、本件の構成は、非粘着テープの送出機構、解除機構等が別機構となり手間が掛かり複雑で、テープカッターの価格が高額になり、普及が懸念されるものである。本発明は、特にテープ貼着後剥離することがあらかじめ予定されている場合には、送り出された接着テープ片の終端部に短寸の非粘着テープを1枚の刃で同時に形成することのできる構造で、接着テープ片に剥離代を設け貼着後テープの剥離を容易にするものである。また剥離が不要の場合には非粘着テープを接着しないように選択できる機能をも兼ね備えたものである。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
繊維・紙
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剥離代形成用テープカッター
  ○粘着テープと非粘着テープとをテープカッター内に装填し、粘着テープ切断時に非粘着テープが粘着テープに接着して剥離代を形成するテープカッター
  
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剥離代形成用簡易型テープカッター
  ○非粘着テープ片をテープカッターの収納部に重ね置きし、粘着テープ切断時に非粘着紙片を1枚ずつ接着させて、剥離代を形成する簡易型テープカッター
  

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導:無し
・ノウハウ提供:有り
・供与条件:許諾のみ
market potential 本発明は、貼着後のテープの剥離作業を簡便にするテープカッターに関するものである。粘着テープの一端に非粘着テープを接着させておき、容易に剥がせるように剥離代を設けるものである。粘着テープの切断部の直前に、非粘着紙片の収納部を設け、剥離代の要否に対応できるように構成し、簡潔・安価な剥離代成形用テープカッターが得られる。IPDLによる特許調査結果、テープカッター全体で94件が抽出され、その内、剥離の容易化を図り粘着後のテープ終端部に剥離代を設けるものは本発明を含む6件が抽出された。本発明以外は接着テープの終端部を折り返して粘着面同士を接着させて剥離代とするもの、非粘着テープ片を粘着テープの終端部に手動で接着させるものである。本発明は、粘着テープと非粘着テープを同時に移動させ、1個の切刃で同時に切断して剥離代を設けるものであり、他の類似した発明に比して利便性が高く、市場性は有ると考える。


タイトル
(ライセンス情報)
テープカッター

特許権者 株式会社川越紙店

ライセンス情報番号 L2009005034

お問い合わせ先

株式会社川越紙店
常務取締役
黒岩 壽雄  

〒 880-0803
宮崎県宮崎市旭1−1−4
TEL:0985-22-7105  FAX:0985-31-4020
E-mailAddress:
     kuroiwa@kawagoep.co.jp





出願番号 特願2002-048847

公開番号 特開2002-321867

特許番号 特許3600984

権 利 存 続 期 間 12年1ヶ月(平34.2.25)

権利化情報  出願日/平14.2.25 公開日/平14.11.8 登録日/平16.10.1

用語解説 
テープカッター セロハンテープ等の粘着テープを切断するカッター
剥離代 粘着テープの切断端に非粘着部片を設け、再剥離時に剥離を容易にする部分
非粘着テープ 粘り付く性質をもたないテープ

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
・アドバイザー名:宮崎県 片岡 博信
・IPC:B65H 35/07

原稿作成 
菊池 松人  株式会社ベンチャーラボ PDF