構造が簡単で、使用取り扱いが容易で、且つ安全性の面でも優れている車椅子のフットプレート操作装置


一般の車椅子には、車椅子利用者の足部を載せるフットプレートが設けられている。利用者が車椅子に乗り降りする際には、フットプレートが邪魔にならないように、手か足を使って、フットプレートを上向きに立て左右に開き回動させ、車椅子利用者が車椅子のシートに座ってから、フットプレートに足を載せるように両フットプレートを互いに接近する横向きに閉じ、使用位置に停止させる。これらの開閉操作は、車椅子利用者が身障者や高齢者の場合、車椅子のシートに座った姿勢で前に屈み込んでフットプレートを開閉するのは取り扱いする上での負担が大きい。また、介助者が行なう場合においても、開閉操作に苦痛を伴い、且つ、車椅子の前方に十分な空間がない場合には、開閉操作が非常に困難である。また、フットプレートを操作する人は、街路、病院内、トイレ内等を歩いた靴底の汚れや細菌の付着したフットプレートに素手で触れるため、衛生面においても重大な問題がある。これらの課題を解決するため、本発明のフットプレート操作装置は、車椅子利用者がシートに座ったままで、手元の操作装置を操作することにより、フットプレートに手を触れることなく楽にフットプレートを開閉することができるため取り扱いでの負担がなく、衛生的である。本発明が威力を発揮する分野は医療施設等細菌の付着等で感染症が問題となる場所での装置として有効である。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
機械・加工
機械・加工
輸送
輸送
生活・文化
生活・文化
介護用機器
  ○介護用機器等、操作者の負担を少なくし操作や動作の容易性を必要とする機器に活用する
  
  
輸送
輸送
化学・薬品
化学・薬品
生活・文化
生活・文化
医療用機器
  ○医療施設等、細菌の付着等で感染症が問題となることから、洗浄・消毒作業の容易性を求められている機器に活用する
  
  
輸送
輸送
生活・文化
生活・文化
郊外活動補助器具
  ○郊外等で使用する電動車椅子等へ応用する
  

関連特許 あり
特許情報 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導:有り
・ノウハウ提供:有り
・供与条件:許諾のみ
market potential 本発明のフットプレート操作装置を設けた車椅子は、足腰を曲げずに楽な姿勢での操作が可能であり、操作も簡単なことから、一人での移乗も可能であり、車椅子のフットプレートに直接手を触れないで操作できることから衛生的である。また、既存のものへの追加取り付けも容易であり、従来、車椅子の前方に十分な空間がない場所での使用も可能になる。車椅子使用者に肉体的且つ精神的な負担がかからないため、野外での学校、職場、ショッピング、旅行等、社会活動への参加にも有用と思われる。また、展開的な応用としては、開放された機構であるため、洗浄・消毒作業が容易であることから、医療施設等細菌の付着等で感染症が問題となる場所や郊外等で使用する電動車椅子等への応用も考えられる。


タイトル
(ライセンス情報)
車椅子のフットプレート操作装置

特許権者 藤原 孝次

ライセンス情報番号 L2009002926

お問い合わせ先

財団法人新産業創造研究機構
技術移転センター
島田 一男  

〒 650-0047
兵庫県神戸市中央区港島南町1−5−2
TEL:078-306-6808  FAX:078-306-6813
E-mailAddress:
     shimada@niro.or.jp





出願番号 特願2006-180659

公開番号 特開2008-006125

特許番号 特許3910624

権 利 存 続 期 間 16年9ヶ月(平38.6.30)

権利化情報  出願日/平18.6.30 公開日/平20.1.17 登録日/平19.2.2

用語解説 
車椅子(車いす) 手動で動かす車椅子(自走用、介助用)と電動で動く車いす(電動四輪車、電動車椅子)等がある
操作装置 離れた場所にある機械や装置を、間接的に運転・制御する装置
フットプレート 車椅子利用者が、利用時(座った状態)に足を載せられる板状のもの

参考情報 

・特許流通アドバイザーによる推薦
・IPC:A61G 5/02
参照可能な特許流通支援チャート
    ::13年度 機械1  車いす

原稿作成 
原稿作成:市毛 修  株式会社ベンチャーラボ PDF