建設部材を載せたまま、自由に移動調整が可能なジャッキ


コンクリート2次製品のような建設部材を施工場所に位置決めするジャッキについては、これまで上下動可能な爪部材に対して回転子を設けて水平方向移動の調整を行うものがあったが、この場合、施工幅方向の調整は可能であるが、その直角方向の施工長さ方向への調整が容易でなく、建設部材を吊り上げて移動調整しなければならない等の問題があった。本発明は、先端部をクサビ状に形成し、基端部に揺動・旋回支点部を形成した挿入基板、挿入基板の基端部から斜め上方に延びる操作ハンドル、挿入基板に格納され、昇降自在に取り付けられた支持プレート、支持プレートを昇降動作させる油圧シリンダおよび油圧シリンダを駆動するための手動式油圧ポンプから構成される。その動作は、まず先端がクサビ状な挿入基板を仮置きした建設部材の底に差し込み、次に油圧ポンプを手動操作により油圧シリンダを駆動し、支持プレートを上昇させ建設部材を持ち上げるもので、その状態で操作ハンドルを左右に振らすことができる。このため、作業者は楽な姿勢で、支持プレート・建設部材を操作方向に追従して同じ方向に微動させることができ、建設部材の位置決めを正確に行うことができる。

ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
機械・加工
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土木・建築
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建設資材の位置決め
  ○下水等の配管や側溝用のコンクリート資材の施工場所への正確な位置決めが可能
  
機械・加工
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土木・建築
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生活・文化
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災害復旧の際のガレキ除去
  ○災害時の家屋、建物の倒壊現場において、救出活動等のためのガレキ除去が可能
  
  
機械・加工
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工場での重量資材の搬出、移送、位置決め
  ○小さな車輪を付け、鉄工所等において、鉄骨等の重量物の搬出、移送、位置決めに適用
機械・加工
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輸送
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一般倉庫での台車的な利用
  ○一般倉庫において、キャスターを付けた台車的な機能として、資材、原材料等の搬出、移送に利用
  

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・供与条件:許諾のみ
market potential 本発明は、手動操作により油圧ポンプ、油圧シリンダを駆動させ、操作ハンドルの操作方向に従って、建設部材をジャッキの支持プレート上に支持した状態のまま、上下、左右方向に自由に移動調整可能とするもので、建設部材を施工場所に簡単、正確に位置決めすることができる。このため、その適用分野として様々な形態が想定され、U字側溝等でのコンクリート2次製品の位置決め以外に、災害復旧用のガレキ除去、装置下部に小さな車輪を設け、工場での鉄材のような重量資材の搬出、位置決め、移送等があげられる。更に、キャスターの付いた一般の台車的な機能としても利用が可能である。このように、建設工事を始めとして、資材や機材の位置決め、搬出等の多様な利用形態が期待でき、市場規模も大きい。


タイトル
(ライセンス情報)
ジャッキ装置

特許権者 新田 尚正

ライセンス情報番号 L2009002746

お問い合わせ先

新田 尚正
   

〒 761-2101
香川県綾歌郡綾川町畑田2727−10
TEL:090-9777-6274  FAX: 
E-mailAddress:
   nitta--@mub.biglobe.ne.jp




出願番号 特願2007-214339

公開番号 特開2009-046258

特許番号 特許4226637

権 利 存 続 期 間 16年11ヶ月(平39.8.21)

権利化情報  出願日/平19.8.21 公開日/平21.3.5 登録日/平20.12.5

用語解説 
ジャッキ 人力で操作して重量物を持ち上げる装置のことで、ネジ、水圧、油圧等を利用する
油圧シリンダ 油圧によりピストンロッド(円盤・棒状部材)に往復運動を与えるため、油を密閉した円筒状容器のこと
キャスター 移動を必要とする機器や什器等の下に取り付け、自在に向きが変えられる小さな車輪のこと

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
 :香川県 黒田 茂
・IPC:B65G 7/02

原稿作成 
原稿作成:山本 良一  NTT-AT IPシェアリング株式会社 PDF