製造が容易で製作途中の作品の保管や移動、制作修正が容易な立体画の製造方法


従来の立体画の製造方法には種々の方法があるが、いずれも製造が煩雑で製造途中での移動が困難等の欠点があった。本発明は、立体画の製造が容易で製作途中の立体画を保管または移動することが容易な立体画の製造方法を提供するものである。厚紙と色用紙とを貼り合わせた色台紙等で基材を構成し、この基材の表面に粘着剤層と剥離フィルムを積層構造にして基板を構成し、この剥離フィルムはその表面に予め図柄を描画したものとするか剥離フィルムを貼り付けた後にその表面に図柄を描画し、剥離フィルムの表面に描画された図柄の各構成部分の境界に切り込みを入れて小部分に分割し、これから糸または布を貼り付けようとする剥離フィルムで覆われた部分(目的部分)の図柄の構成部分に対応する剥離フィルムを基材に対して剥離し、この部分に基板の粘着剤を介して、種々の色彩の糸または布を載置することにより粘着剤で仮固着の状態にした立体画を構成し、最後に、霧吹きを使用して基材の表面全体に別の接着剤を霧状に散布して糸全体を基材に対して本固着して立体画を完成するものであり、制作途中の仮固着の状態では立体画の保管や移動、制作修正が可能である。更に、水溶性接着剤を含有した糸を用いることにより載置した糸を部分的に本固着することができ、製造途中の立体画を立てた状態で見ることができ、異なった視点により立体画を制作修正し、製造することができる特徴がある。

ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
化学・薬品
化学・薬品
無機材料
無機材料
生活・文化
生活・文化
マイナスイオン発生機能付き立体画
  ○本発明の立体画の製造段階で図柄の構成部分に載置する糸等にマイナスイオンの発生効果を持つ材料を混合する
  
  
機械・加工
機械・加工
化学・薬品
化学・薬品
生活・文化
生活・文化
立体画の自動化製造
  ○本発明の製造方法で剥離フィルムを謄写版印刷のように転写したインクに対して可溶性にして工程自動化する
  
  
電気・電子
電気・電子
化学・薬品
化学・薬品
生活・文化
生活・文化
立体写真画の自動化製造
  ○本発明の製造方法で剥離フィルムを写真焼付けで転写した潜像外の現像液に対して可溶性にして工程自動化する
  
  

関連特許 あり
特許情報 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導:有り
・ノウハウ提供:応相談
・供与条件:許諾のみ
market potential 本発明は製造が容易で製作途中の作品の保管や移動、制作修正が容易な立体画の製造方法を提供するものであるが、立体画や絵画、装飾品、インテリア等の商品がどれほど顧客の関心を捉えられるかは予測が難しく、その時代の流行の波に乗れるか否かという他力本願的要素にも左右される面があるが、本発明は類似の立体画の製造方法に対しては十分な競合性を有しており、市場シェアを拡大できると期待される。関連市場規模を予測できる具体的な市場規模データは見当たらないが、類似産業として日本人形、西洋人形、縫いぐるみ人形、節句人形、ひな人形等の主要な人形商品を除いた「そのほかの人形」の市場規模は約63.06億円(経済産業省統計2008年)であり、立体画や類似の商品の全体市場の規模も同様な市場規模と想定でき、本発明はその内約1%のシェアを占めることを想定すると約6,000万円の市場が想定できる。


タイトル
(ライセンス情報)
立体画の製造方法

出願人 石田 和彦

ライセンス情報番号 L2009000692

お問い合わせ先

石田 和彦
   

〒 849-0918
佐賀県佐賀市兵庫南3−11−17
TEL:090-9656-5426  FAX: 
E-mailAddress:





出願番号 特願2006-231981

公開番号 特開2008-055626

特許番号 出願中

権 利 存 続 期 間 出願中

権利化情報  出願日/平18.8.29 公開日/平20.3.13 登録日/出願中

用語解説 
本発明の立体画 一般には対象の立体を平面に正確に表す描画方法を指すがここでの立体画は厚みを持つ素材で表現した絵のこと
水溶性接着剤 水分が被着体に吸収されて接着強度を発現する接着剤であり被着体は吸水性を持ち接着に際して仮押さえが必要
剥離フィルム 表層のフィルムと粘着剤層の2層構造としたものでフィルムに力を加えて粘着層から剥がすことで剥離できる

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
 :佐賀県 古賀 嘉道
・IPC:B44D 2/00
参照可能な特許流通支援チャート
    :15年度 電気18 3次元物体識別技術
    :15年度 一般11 マイナスイオン発生機

原稿作成 
原稿作成:山本 良一  NTT-AT IPシェアリング株式会社 PDF