安全第一!!


従来のくさび式緊結足場の構築では、支柱の間隔保持に用いる手摺部材では規格寸法不足による制約から建造物と足場との隙間が過大となる傾向が多い。そのため、足場から体を乗り出す等の、無理な姿勢での作業を強いられ、転落事故の要因となっていた。しかし、この間隔の調整を行う場合、従来型では、くさび式緊結式足場材以外の仮設部材を複数組み合わせて行わなければならなかった。従って、そのための使用部材の多様化、工程数の増加によって、敬遠されがちなのだ。この隙間を、容易に適正な足場に構築できる支柱間隔保持部材が必要であり、建設現場等の足場の構築・使用の改善による現場作業の効率化および安全の向上を図るべきと考えた。本発明は、鋼管の側面に緊結材を複数取り付けることにより、支柱の多種類の間隔保持に対応できる。これは、容易に建造物と足場との間隔調整を行うことを可能にし、従来の作業手順、部材を全て継承使用ができるのだ。現場での足場の使用時、建造物と足場との隙間が適正であることで、作業効率・安全性が著しく向上するのである。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
機械・加工
機械・加工
生活・文化
生活・文化
サイズを変化させられる植木等の展示台
  ○本発明の複数の緊結材をもった部材という考え方を活用する
  
機械・加工
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土木・建築
土木・建築
対象物と作業内容に最適な位置に設置できる足場部材
  ○本発明の複数の緊結材をもった部材を利用した足場用部材を製造し供給できる
  
土木・建築
土木・建築
その他
その他
安全な高所作業のための足場
  ○本発明の足場を使うことで安全な現場作業が可能になる
  

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・供与条件:譲渡または許諾
market potential 建築現場はもとより、ビルメンテナンス、配管工事、塗装工事、あるいは舞台装置等の高所作業においては必ずといってよいほど足場が使われている。多くは仮設の足場であるから部材は用意された規格の大きさのものを適宜組み合わせて作られる。本発明の手摺部材は、鋼管に多数の緊結材を取り付けて支柱にこれを差し込む構造なので支柱間隔を現場に合わせて変えることができるのが特長である。このような仕組みはあらゆる現場に対応可能であり、また、鋼管に限らず例えば十分な強度のある樹脂の一体成型品を使う等、素材に変化をもたせることによって、必ずしも大きな建築現場に限ることなく、例えばホビー用の簡易な足場、あるいは植木や展示物の台等、更には意匠を工夫することによりインテリア製品等、用途も自由に変化させることができる。


タイトル
(ライセンス情報)
支柱間隔調整型手摺

特許権者 株式会社TOKIO建設

ライセンス情報番号 L2009000254

お問い合わせ先

株式会社TOKIO建設
代表取締役
岩本 時男  

〒 780-8050
高知県高知市鴨部1230−8
TEL:090-3188-7782  FAX:088-803-7601
E-mailAddress:
     tokio@wine.ocn.ne.jp





出願番号 特願2007-131201

公開番号 特開2008-285865

特許番号 特許4182532

権 利 存 続 期 間 17年8ヶ月(平39.5.17)

権利化情報  出願日/平19.5.17 公開日/平20.11.27 登録日/平20.9.12

用語解説 
くさび緊結式足場 ダイサンが開発した足場の構造で、ビケ足場とも呼ばれる。ハンマーだけで組立分解ができるのが特長
支柱 物を支えるために用いる柱
緊結材 セパレーター、フォームタイ、コラムクランプ、各種金物・鉄線等で足場を組み立てるときに丸太を縛る物

参考情報 

・特許流通アドバイザーによる推薦
・IPC:E04G 5/14

原稿作成 
原稿作成:多喜 翠  システム・インテグレーション株式会社 PDF