ビニルクロス等の内装品を容易に且つ低コストで再生する手段を提供する


本発明は建物の壁や天井に張られた新しいビニルクロスや汚れを落とした洗浄後の内装用素材を、容易に且つ低コストでコーティングする手段を提供することにある。その特徴は、内装用素材の表面に層状珪酸塩鉱物を含む液状またはスラリ状のコーティング材を吹き付けまたは塗布し、後に乾燥させて表面に薄いコーティング層を形成することにある。内装用ビニルクロスは壁や天井に広く使用されているが、煙草の煙や油煙、黴などによって徐々に汚染され改装が必要となる。通常、改装は汚染物の洗浄、更に洗浄後塗料を吹き付ける、場合によっはクロスを張り替える、などによって行われるが、いずれも多大な労力とコストがかかる。本発明による層状珪酸塩鉱物(例えば膨潤性粘土鉱物、サポナイト等)は塗布または吹き付けによって素人でも容易に且つ短時間にコーティングすることができ、またこのコーティング層は埃を引き寄せず変色しないので長期間美観を保つことができる。表面が汚れた場合には水で表面を洗浄することでコーティング層は容易に溶解し除去できるので汚れを完全に除去することができ、再度コーテイングすることでビニルクロスを再生できる。この様に、汚れたビニルクロスを張り替えることなく何度も再生できるので、交換時に古いビニルクロスが廃棄物として発生することもない。優れたビニルクロスおよび内装用素材の再生方法である。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
無機材料
無機材料
コーテイング剤の製造・販売
  ○本発明によるコーティング剤を製造・販売する
生活・文化
生活・文化
内装品の再生サービス業
  ○内装品のクリーニング・改装サービスを行う
土木・建築
土木・建築
内装品の施工業
  ○新築建物の内装品施工業を行う

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件について:許諾のみ
market potential 本発明は建物や壁に張るビニルクロスなどの内装用品の表面にコーテイングをする方法で、コーテイングが誰でも容易に短時間にでき、且つコーティング材が水溶性で水洗により簡単に除去できることが特徴である。コーティング方法や再生方法が容易なので内装用素材としてはビニルクロス以外の天井の吸音材、布クロス、ボードなどにも広く活用でき、コンクリート壁の表面に直接吹き付けて利用することもできる。また、水洗で容易にコーティング層を洗浄除去できる特性を生かし、落書きされやすい建物の壁やモニュメントの表面にこのコーティングを施しておく利用方法もある。落書きをどうしてもされてしまった場合、水洗すれば容易に消すことができる。また書き換えを何度も繰り返す必要のある看板など、これらの下地処理などへの応用も可能である。


タイトル
(ライセンス情報)
内装用素材の美観維持方法

特許権者 藤原 三洲男

ライセンス情報番号 L2008004399

お問い合わせ先

株式会社サンリミックス
企画開発部 
室長 窪田 克則

〒 595-0053
大阪府泉大津市青葉町2−7
TEL:0725-20-6695  FAX:0725-20-6698
E-mailAddress:
kubota@sanrimix.co.jp





出願番号 特願2004-195755

公開番号 特開2005-329391

特許番号 特許4074608

権 利 存 続 期 間 15年6ヶ月(平36.7.1)

権利化情報  出願日/平16.7.1 公開日/平17.12.2 登録日/平20.2.1

用語解説 
層状珪酸塩鉱物 雲母や粘土鉱物からなり、化学的には数個の珪素原子を酸素が取り囲んだ構造をもつ
粘土鉱物 粘土を構成する鉱物で主成分は層状珪酸塩鉱物や方解石、石英などである
コーティング 防水や汚染防止のために布や紙の表面を樹脂や塗料などで被覆すること

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
・IPC:B05D   7/24
参照可能な特許流通支援チャート
    :13年度 化学1  プラスチックリサイクル
    :15年度 一般10 バリアフリー住宅

原稿作成 
江原 勝也  株式会社ベンチャーラボ PDF