霊廟の納骨室内の除湿および害虫駆除をするための納骨室の換気方法


従来の納骨室では、カビや悪臭が発生するのを防ぐため、電力の供給を受けて駆動するファンユニットを備えた吸排気ダクト等を設置するもの、納骨室内に除湿剤を設置するもの等があるが、前者では設備が大掛かりとなり既設の霊廟への取り付けが困難であり、後者では十分な効果が得られない等の欠点があった。これに対して本発明は、既設の霊廟に対しても設置可能な納骨室換気方法を提供するものであり、霊廟は地下から一体的に中空箱型形状に画成された納骨室とその上に載置された墓碑とから構成され、納骨室の左右の壁には外部と連通する吸気口並びに排気口がそれぞれ穿設され、排気口には排気ファンが取り付けられ、納骨室の外部地上部の適宜位置に据え付けられた太陽電池に送電コードでもって接続されて太陽電池から供給される電力により駆動され、吸気口には害虫忌避剤蒸散装置が取り付けられ、液体状の害虫忌避剤を収納するタンクがあり、排気ファンが動作するとその引圧により害虫忌避剤が納骨室内に徐放的に蒸散されるようにしたものであり、既設の霊廟もその改造により、納骨室内を換気して除湿を行い、納骨室内におけるカビの発生や害虫類の棲息を抑制することができ、霊廟の衛生状態を高める効果が得られる。

ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
土木・建築
土木・建築
化学・薬品
化学・薬品
生活・文化
生活・文化
白蟻防止用床下換気方法
  ○本発明と同様の原理で白蟻忌避剤蒸散装置で床下吸気口へ忌避剤を蒸散させ排気ファンで排気する通風換気方法
観光用洞窟の換気方法
  ○本発明と同様の原理の害虫忌避剤蒸散装置で洞窟吸気口へ害虫忌避剤等を蒸散させ排気ファンで排気する換気方法
  
電気・電子
電気・電子
化学・薬品
化学・薬品
食品・バイオ
食品・バイオ
害虫発生防止対策温室の換気方法
  ○本発明と同様原理の害虫忌避剤蒸散装置で温室吸気口へ害虫忌避剤等を蒸散させ排気ファンで排気する換気方法
  
  

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導:有り
・ノウハウ提供:有り
・供与条件:許諾のみ
market potential 本発明は、既設か新設かに関係せずに霊廟の納骨室内の除湿および害虫駆除をするための納骨室の換気方法を提供するものであり、認知度の向上により普及が拡大し、設置の一般化、常識化が進むことが期待できる。霊廟の新設置の市場の中で本発明のシェア拡大を目指すとともに既設の霊廟の改装により本発明の市場拡大を目指すことができる。本発明の将来の市場規模を予測することは難しいが、関連市場として宗教用具の市場規模は約374.84億円(経済産業省統計2008年)で、石工品の市場規模は約1,147.56億円等があり、本発明の市場シェアとして後者の約1%を想定すると約10億円の市場規模が想定できる。本発明の換気方法の普及のためには、設置の一般化、常識化を進める宣伝活動、キャンペーン活動が重要である。本発明換気方法の普及に伴って構成部品の標準化、低コスト化が進めば、本発明の換気方法の市場拡大に弾みがつくと期待できる。


タイトル
(ライセンス情報)
納骨室の換気方法

特許権者 林田 広行

ライセンス情報番号 L2008002375

お問い合わせ先

有限会社林田
代表取締役
林田 広行
   

〒 882-0866
宮崎県延岡市平原町4−1959−6
TEL:0982-33-3671  FAX:0982-33-3672
E-mailAddress:





出願番号 特願2006-111433

公開番号 特開2007-284929

特許番号 特許4292482

権 利 存 続 期 間 15年7ヶ月(平38.4.14)

権利化情報  出願日/平18.4.14 公開日/平19.11.1 登録日/平21.4.17

用語解説 
害虫忌避剤 天然のヒバオイル、ヒノキオイル、ラベンダーオイル等の害虫が忌避する液体状の芳香剤で殺虫剤とは異なる
本発明の害虫忌避剤蒸散装置 害虫忌避剤と吸液綿をタンクに収容して頂部に手動ポンプを持つ紐状の綿芯を通した吸い上げ管を挿入した装置
白蟻忌避剤 植物性油、木酢液、ショウガ科植物の抽出物等を有効成分とする忌避剤で合成毒物・劇物を含まない白蟻駆除剤

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
 :宮崎県 片岡 博信
・IPC:E04H 13/00
参照可能な特許流通支援チャート
    :14年度 電気16 高効率太陽電池
    :17年度 一般16 消臭・脱臭剤(化学的方法)

原稿作成 
原稿作成:山本 良一  NTT-AT IPシェアリング株式会社 PDF