簡略な構造で緩衝性が高く、形状に合わせて梱包することが可能なエアクッション材


プラスチックなどのフィルムを貼り合わせて、間に多数の空気室を設けたクッション材はエアキャップなどの名前でよく知られた存在である。
本発明のエアクッション材もプラスチックフィルムの間に空気室を設けた構造であるが、外枠に空気流通孔を設けて複数の空気室を相互に連結しているところが特徴である。また1箇所に逆止弁つきの空気注入口があり、用のないときは空気を抜いてたたんで置くことができるのでコンパクトであるだけでなく廃棄時にも大きな体積を占めることなく便利である。
空気室が連結しているので、物品を包んで外箱に収めたときに空気を注入し、このクッション材を商品と箱の内壁との間に圧接させることができるので内容物の寸法や形状が定まらなくても安全確実に保護することができる。さらにその外形の一部を切り欠いて巻きつけた内容物の端部を保護できるようになっていることも本発明の特徴の一つである。
空気を注入するだけでクッション材は内容物の形状に自然になじむので一々金型を起こして発泡スチロールなどの専用のパッキング材を作る必要がなく、きわめて簡易な形状でありながら汎用性がある。
内容物が方形であっても円筒形であっても単に巻きつけて空気を注入するだけでよいので作業性も決して悪くない。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
有機材料
有機材料
生活・文化
生活・文化
汎用性に優れたエアクッション材
  ○本発明の空気室が連結したエアクッション材を製造する
  
機械・加工
機械・加工
輸送
輸送
食品・バイオ
食品・バイオ
安全性が高いエアクッション材による梱包
  ○本発明の空気室が連結した安全なエアクッション材で梱包する
  
  

関連特許 国内外あり
特許情報 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件について:譲渡または許諾
market potential これまで多用されている発泡スチロールなどによる専用型のパッキング材やさまざまな形状のチップ材、あるいは多数の空気室を持ったエアキャップなどは体積が大きいので、用済み後の廃棄が容易ではない。
形状だけからいえば長方形の空気室をつなげた枕状のエアクッション材もあるがやはり同じような問題があるだけでなく、専用パッキン材以外は梱包箱の内壁と内容物との隙間を均一な圧力で埋め尽くすにはかなりたくさんのクッション材が必要となってくる。このような問題点を解決した本発明のエアクッション材は医療機器分野、家電製品などの電気機器分野、ガラス製品分野、食品分野などあらゆる分野に適用することが可能な高い汎用性がある。


タイトル
(ライセンス情報)
万能型空気緩衝材

特許権者 阿部 留松

ライセンス情報番号 L2007002401

お問い合わせ先

 
  阿部 留松

〒 410-0014
静岡県沼津市松沢町6−5
TEL:055-923-4567  FAX:055-923-2057
E-mailAddress:
air-flex@thn.ne.jp




出願番号 特願2003-376063

公開番号 特開2005-138863

特許番号 特許3929432

権 利 存 続 期 間 16年2ヶ月(平35.11.5満了)

権利化情報  出願日/平15.11.5 公開日/平17.6.2 登録日/平17.6.2

用語解説 
PE ポリエチレンのこと。包装材やクッション材に多く使われている
PP ポリプロピレンのこと。包装材やクッション材に多く使われている
PA ポリアミドのこと。商品名はナイロンで知られている

参考情報 
・特許流通アドバイザーによる推薦
・IPC:B65D 81/07

原稿作成 
吉田 邦雄  システム・インテグレーション株式会社 PDF