視覚的かつ聴覚的類似品名提示装置による誤認防止


本発明は、入力の確認、処理結果等の出力の確認など、印刷物やディスプレイ等の文字表示確認媒体、文字表示装置の文字表示による確認の際に起こる、目視誤認の防止方法と、目視誤認防止機能を有する装置に関するものである。人間が行う入力のミスは、完全に防ぐことはできず、入力ミスを簡単に把握できる方法が求められている。商品名等の注文等が処理される時に、人間による読み間違いや聴き間違いが起こる可能性がある。このようなミスを防止するには、コンピュータに商品名等が入力されるときに、コンピュータ側からミスの可能性が高いとの警告のメッセージが発せられれば、入力ミスを減少させることが可能である。本発明はコンピュータで文字認識や音声認識を行うものではなく、人間が行う文字読み取りや音声の聞き取った結果、大量のデータを用いた計算機処理によって、類似した商品名があることを知らせる方法および装置を提供するものである。この装置を構築する準備として、予め商品名の知覚的距離(読み間違いや聴き間違いに対応するような距離)を計算し登録しておく。動作としては、ユーザが商品名等を入力すると、辞書項目と照合され類似商品名セットをパソコン画面に表示する。商品名等がこの事典に含まれていない場合は、入力商品名と品名単語事典の辞書項目との類似度合いを計算し、類似商品名をユーザに提示する。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
化学・薬品
化学・薬品
食品・バイオ
食品・バイオ
その他
その他
調剤ミス警告システム
  ○薬剤師用の類似薬剤名による調剤ミスを警告するシステム
  
  
情報・通信
情報・通信
輸送
輸送
その他
その他
データ入力作業
  ○商品名、商品番号などの誤認入力の防止
  
  

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件について:譲渡または許諾
market potential 投薬ミスや誤注射による医療事故の原因の一部は、薬剤名の読み間違いや聴き間違いにあると推測される。また商品名の注文時等においても同様なミスが起こることが考えられる。入力された文字列のミスをユーザに確認させる方法は、以前からよく知られており各種製品化されている。しかし、文字字形間距離や音声の発音記号間距離を利用した視覚的かつ聴覚的な類似性を考慮して、ユーザに提示する有効な方法や装置は現時点で見当たらない。薬剤師がユーザであるとき、類似薬剤名による調剤ミスに対する警告システムとして活用することができる。また商品名、商品番号などの誤認入力の防止補助のデータ入力作業システムの一部としても活用できる。


タイトル
(ライセンス情報)
視覚的かつ聴覚的類似品名提示装置

出 願 人 国立大学法人 筑波大学

ライセンス情報番号 L2006000617

お問い合わせ先

株式会社筑波リエゾン研究所 筑波大学TLO
  代表取締役 田崎 明

〒 305-8577

茨城県つくば市天王台1−1−1 筑波大学産学リエゾン研究センター306
TEL:0298-50-0195  FAX:0298-61-1189
E-mailAddress:
mail@tliaison.com




出願番号 特願2004-271381

公開番号 特開2006-085556

特許番号 出願中

権 利 存 続 期 間 出願中

権利化情報  出願日/平16.9.17 公開日/平18.3.30 登録日/出願中

用語解説 
視覚的類似性 文字を読み取る際の読み間違いを引き起こし易い字形的類似性
聴覚的類似性 音声として聴いた際の聞き間違いを引き起こし易い類似性

参考情報 
 

原稿作成 
石橋 英雄  株式会社ベンチャーラボ PDF