任意の深さにアンカーを固定する補助工具 |
従来のコーン打込み式アンカーナットの固定方法は規定の深さに孔を穿ち、その孔の底にアンカーナットの先端を当て、ハンマーにより専用打ち込み棒を叩き、内部のコーンを押し込むことでナット先端部の割筒部を押し拡げて内壁に固着するものであるが、難点は規定の深さに対し精度を要することである。被据付物を確実固定するためには、ナットの頭とコンクリートなどの面が一致することが必須である。この補助工具は、穿孔が規定以上の深さであれば、本体の円形の座部分で対象であるコンクリートなどの打込み面を面として広範囲に押さえるため、表面に過大な負荷を掛けずに確実にアンカーナットの上端面を所定の深さに固定する。さらに、アンカーナットの雌ネジ部に工具本体の雄ネジ部を噛ませて固定し予め穿たれた孔に挿入するにあたり、ホルダーの座面とアンカーナットの上端面との間隔を、被据付物の厚みに合わせて調整することで、打ち込んだ後アンカーの上端面が正確にコンクリートなどの表面と合うようにできるため、打ち込みすぎ及び打込み不足が発生しない。これは、機器等の固定の安定化に有効であり、さらにそれらを撤去した時の残部の美観維持にも役立つ。 |
ユーザー業界 | 活 用 ア イ デ ア |
![]() 機械・加工 | 補助工具製造 ○誰にでも使用できる建設用補助工具として商品化 |
![]() 土木・建築 | 重量機器設置工事 ○重量機器設置時のアンカー付設に使用し、作業効率・品質を高める |
関連特許 | あり |
特許情報 |
・実施段階:実施無し ・技術導入時の技術指導の有無:応相談 ・ノウハウ提供:応相談 ・ライセンス制約条件について:許諾のみ |
market potential | 電設工事、空調工事、天井工事などで配管、機器等の設置の際に使用されるアンカーナットは、被設置物の安定性確保のためにも正確な深さに打ち込むことが必要である。また、もしナットの一部分が露出したまま残ったり、逆に深く打ち込みすぎたりした場合は、配管・機器などの確実な固定ができなくなるため、場所を変えて打ち直すことが必要になる。一方、現実問題として、この様な作業は、近年経験のあまり無い末端作業者が担当するケースが多々ある。従って、これらの問題点を解決することができ、かつ使用者に特別な訓練をする必要性もなく、安価に入手できる補助工具は、必須である。本特許の工具は、これらの要件を満足し、かつ構造的にも比較的簡素であるため、実用性に富んでいる。
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