二次電池を充電して新品同様の容量に回復可能な再生装置


車載用鉛バッテリの電極表面に析出したサルフェーションを除去させて、バッテリの容量を未使用状態にまで回復可能なバッテリ再生装置を実現した。原理は、充電スイッチング回路により流入する充電電流は、略一定のベース電流成分に重畳された電流なので、そのパルス電流成分によりサルフェーションを除去し、容量をほぼ未使用状態にまで回復可能である。しかも、パルス電流成分の非通電時にベース電流成分が流入し、車載用鉛バッテリの充電を確実に進行させ得る。また、パルス電流成分によって車載用鉛バッテリの充電進行速度を加速することもできる。この結果、従来のようにバッテリに容量回復処理を施した後、充電処理する必要なく、大量の鉛バッテリ処理作業の簡素化と、処理コスト低減が可能である。また、車載用鉛バッテリの内部抵抗や直流電源回路の出力電力が充電状況により変動する場合でも、充電駆動基準電圧に比例した充電電流を電圧制御型スイッチング素子の出力端へ通電させることができる。加えて、充電インターバル手段により充電駆動指令手段実行の禁止期間に、充電電流により過熱した鉛バッテリを放熱させて、温度上昇を抑制することができる。
ユーザー業界 活 用 ア イ デ ア
電気・電子
電気・電子
化学・薬品
化学・薬品
金属材料
金属材料
アルミの製錬用電池再生

  ○二次電池を大量に使用しており大幅なコストダウンが可能となる通信装置の予備用電池の再生

  
  
電気・電子
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情報・通信
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化学・薬品
化学・薬品
通信装置の予備用電池の再生
  ○保守の容易さや作業の簡素化が可能となる
  
  
電気・電子
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機械・加工
機械・加工
土木・建築
土木・建築
太陽光発電等の調整用電池の再生
  ○発電電力の安定化、質の向上
  
  
電気・電子
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輸送
輸送
土木・建築
土木・建築
鉄道業の非常用電池の再生
  ○保守の容易さや作業の簡素化が可能となる
  
  

関連特許 なし
特許情報 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件について:許諾のみ
market potential 二次電池は広く産業界はもとより民生用まで使用されており、この再生装置は広い市場を有しよう。まず大量に使用している分野として金属製錬業、たとえばアルミの製錬がある。本特許の適用で大幅なコストダウンが可能となる。ついで直流電源を多用する産業として、電気通信業たとえば電話交換機用や、無線通信装置の予備電源がある。特に山地に設置されている無線中継所で二次電池は必須であり、保守の容易さや作業の簡素化が可能となる。さらには、太陽光発電や、風力発電の電力調整用がある。また鉄道業等交通業界にも広い用途が存在する。民生用としては、たとえば常備灯用の二次電池への充電がある。


タイトル
(ライセンス情報)
バッテリ再生装置

特許権者
有限会社テクノ・プロジェクト

ライセンス情報番号 L2005009951

お問い合わせ先

有限会社テクノ・プロジェクト 営業部
社長 鷹野 康之

〒 924-0024
石川県白山市北安田町533
TEL:076-277-4700  FAX:076-277-4701
E-mailAddress:
hxyfr950@ybb.ne.jp




出願番号 特願2002-033977

公開番号 特開2003-235174

特許番号 特許3564458

権 利 存 続 期 間 16年1ヶ月(平34.2.12満了)

権利化情報  出願日/平14.2.12 公開日/平15.8.22 登録日/平16.6.11

用語解説 
サルフェーション 塩基と糖が結合したヌクレオシドが燐酸を介して結合した重合体で、DNA鎖に対し相補的な塩基配列を有する
鉛バッテリ 二次電池(蓄電池)の一種であり、他に比べて安価で車輌用や電気機器の電力源として利用されている
バッテリ再生 ここでは放電した電池を単に充電するのではなく、その容量を未使用状態の値にまで回復させる意味である

参考情報 
●特許流通アドバイザーによる推薦

原稿作成 
●原稿作成:山本 良一  NTT-AT IPシェアリング株式会社 PDF