ぐるぐる巻きにしないエアコン配管の保護カバー


エアコンの室外機と室内機とを結ぶ冷媒のパイプは、銅でできていて、中を通る低温の冷媒を外気から保護するために、発泡スチロールや発泡ウレタンなどの断熱材を巻いてある。そしてこの断熱材の周りを更にテープでらせん状に巻いて保護するのが普通である。しかし長いパイプにかぶせる断熱材は、簡単にはめられるようにC型断面にするなどの工夫がされているが、テープのほうは全長にわたってぐるぐると巻きつけるので非常に手間がかかる仕事である。本発明はこのらせん状に巻くテープの代わりに、ちょうど長いストッキングを輪型にしておいてつま先から順に伸ばすことでいわゆるデンセンを防ぐ方法と同じに、柔軟で伸縮性のあるプラスチックフィルムなどをリング状に丸め、これを一番端にはめてから順次断熱材に沿って伸ばしていくというものである。これによって作業能率は大幅に改善され、また、並行する2本のパイプをひとまとめにして大きい径のフィルムリングで束ねることも可能である。このようにリング状に丸めた材料はコンパクトで、保管や持ち運びにも便利だという特長を持っている。
ユーザー業界 概  要

繊維・紙
繊維・紙
化学・薬品
化学・薬品
配管の保護チューブ
  ○取付けの作業性が良い、エアコン の配管保護チューブを生産販売す る

繊維・紙
繊維・紙
化学・薬品
化学・薬品
物干し竿の保護チューブ
  ○熱をかけずに済み、取付け時に簡 単にはめられる保護チューブを製 造し販売する

生活・文化
生活・文化
パイプの滑り止めカバー
  ○手すりなどの円柱に巻きつける滑 り止めカバーをこの方法で作るこ とができる

関連特許 あり
事業実績条件 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参考情報 この保護チューブはエアコンの配管にかぶせる断熱材のために発明されたものである。これ自体は夏季を前に非常に忙しくなる取付け業者にとって大きな福音となるものであるが、周りをテープなどで保護するという用途は必ずしもエアコンだけではない。大きなものではクーリングタワーの配管や化学プラントの配管など、保護しなければならない対象はたくさんあるので、ある程度伸縮性に富んだ材料であれば、それほど多くのサイズをそろえなくても各種のパイプに合わせた部材として供給できる。更に、通常は熱収縮チューブを使う物干し竿の被覆に応用することも可能である。



タイトル
(ライセンス情報)
エアコン配管保護用被覆体

特許権者   三宅 比名美

ライセンス情報番号 L2005005958

お問い合わせ先

稲留 ひづる
株式会社ロマックス35 
 
〒592-0014
大阪府高石市綾園7−6−41
TEL:072-263-0035 FAX:072-264-2135
E-mail:h-inatome@lomax.co.jp



出願番号 特願平06-122906

公開番号 特開平08-035686

特許番号 特許3347472

権 利 存 続 期 間 8年10ヶ月(平26.6.6満了)

権利化情報 
出願日/平6.6.6  公開日/平8.2.6  登録日/平14.9.6 

用語解説  
エラストマー ・ゴムに代表される常温で強い弾性を持つものの総称であり、現在では合成樹脂が多く使われている
スパンデックス ・わが国ではポリウレタン繊維と呼ぶものを米国ではスパンデックスと呼ぶ。ゴムと同様の弾性を持っている

参考情報  
特許流通アドバイザーによる推薦
 

原稿作成  
吉田 邦雄  システム・インテグレーション株式会社 PDF