建築用柱状材料を順次連結して強い曲げられる壁を造る


築用柱状材料として間伐材等を活用し、断面がほぼ6角径の同一形状の柱状にした、建築用柱状材料の複数本を順次連結して、壁状の建築用構造体を造る。用柱状材料には嵌合溝と突条とを造り、この山と谷とを接当させ、複数本を順次連結させて組み立てる。この嵌合溝と突条の角度を調整することで壁面の屈曲が可能となる。接続は部材の山と谷を結ぶ線上に少なくとも二箇所穴を穿ち、長尺部材や屈曲可能な長ねじ又は横連結ワイヤー等通して結び、互いに引き寄せることで平らな壁や、嵌合溝と突条の当たり面の当て方で屈曲可能な壁面も構成できる。護岸の基礎工事として固定方法は、地面中に埋め込んだアンカーにアンカーボルトを介して連結する。本方式では部材同志の密着度が高いので強度が高められており、より少ない部材本数で護岸壁を提供することができる。また壁が簡単に製造でき、連結用ボルト・ワイヤーの設定方法に依って連続する長い壁を構成することも可能になる。環境面から間伐材の使用と、河川の自然との調和として有効である。
ユーザー業界 概  要

土木・建築
土木・建築
生活・文化
生活・文化
遊歩道の整備
  ○柔軟性のある床面や壁を創り出せ るので、遊歩道に敷いたり、転落 防止柵を設ける

簡易小屋の作成
  ○形状と長さの揃った間伐材を利用 して、気密性のある避難小屋やロ グハウスを組み立てる

土木・建築
土木・建築
水棲生物との共生
  ○川の護岸工事に木造材料を使うこ とで、水棲生物との共生を計る

関連特許 あり
事業実績条件 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参考情報 本発明は断面がほぼ同一形状の柱状をした建築用柱状材料の複数本を順次連結して、並べて、繋いで曲げられる壁状の建築用構造体を造るものである。土木工事に対する景観の保護・保全に重点した新しい景観創造や、環境に考慮した景観整備が求められ始めているが、木製護岸工事、木工沈床工事、木柵工事、丸太積土留工事、落石防止工事等にこの護岸壁は対応できる。本発明で造った曲げられる壁で渓流に沿ったよう壁を作り、川岸を覆うことで、防災効果とともに、沢ガニやホタルなど様々な水棲生物の生息できる環境を復活できる工事も行える。建築用柱状材料として、間伐材を利用することが可能である。本発明に依れば、間伐材を使用しても強度的な問題が生じないので、上記土木工事にも使用することができる。



タイトル
(ライセンス情報)
護岸壁

特許権者   遠藤 博

ライセンス情報番号 L2004009080

お問い合わせ先

遠藤 博
 
〒594-0013
大阪府和泉市鶴山台2−10−52−301
TEL:0725-41-6810 FAX:0725-41-6810



出願番号 特願2000-269486

公開番号 特開2002-081151

特許番号 特許3472251

権 利 存 続 期 間 15年1ヶ月(平32.9.6満了)

権利化情報 
出願日/平12.9.6  公開日/平14.3.22  登録日/平15.9.12 

用語解説  
間伐材 ・森林の混みすぎた立木の一部を切り取り、健全な森林にすることで、伐られた木が間伐材である
水棲生物 ・水中の生きものを指し、昆虫、魚類、貝類、海老類、蛙類を指す

参考情報  
特許流通アドバイザーによる推薦
 

原稿作成  
青山 進  有限会社青山技術士事務所 PDF