従来の各種連結部品による連結操作に比べ、より操作が簡単かつ強固に連結する、ワンプッシュ連結具


連結具は茶筒の蓋部分のような関係にある軸部(保持部、回転部)と筒部(連結凹部)からなり、軸部の保持部と回転部は互いに嵌りあって回転可能であるとともに軸方向にも移動でき、カム(回転部)、カム(保持部)で噛み合うことができる。この回転部には係合突起があって、ここには円周上に角状の突起が複数個配置されている。この突起は連結凹部の係合溝と嵌り合う。この係合溝を持つ部分には回転部にあるカム(回転部)と噛み合うカム(係合部)がある。さらにこの部分には別の溝がありこの部分が保持部の固定突起と嵌り合う。今、軸部と筒部を係合溝と係合突起を合わせてバネの力に対抗して軸方向に押し込むと、回転部と保持部はカム(回転部)、カム(保持部)が噛み合った状態で移動する。ついで押し込んだ力を緩めると回転部のカム(回転部)と係合部のカム(係合部)が噛み合うと同時に固定突起と溝が嵌り合うが係合突起の中心線と固定突起の中心線が少しずれているので保持部と回転部は少し回転した位置で平衡する。その結果、筒部と軸はバネで押さえられた状態で連結される。連結状態を解除するには軸部と筒部を相互にバネ力に抗して押し付けると、固定突起に依る回転方向の拘束がハズレるために、軸部の回転部が回転して軸方向に抜き出すことができる。
ユーザー業界 概  要

電気・電子
電気・電子
電線結合器具
  ○本発明による結合器具の内部に電 気的接点を設けて両電線を結合す る

生活・文化
生活・文化
貴金属の鎖の結合器具
  ○本発明の器具をネックレス等の鎖 結合器具として利用する

鞄とベルトの結合器具
  ○本発明の器具を肩掛け鞄とベルト の結合に利用する

カーテン用フック留具
  ○カーテンフックをカーテンレール の止め輪に取付ける器具として利 用する

展示物の連結具
  ○天井から吊り下げ式の展示物など に利用。掛け替えに便利

関連特許 なし
事業実績条件 ・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参考情報 ネックレスやブレスレットなどの連結部品は、一方と他方の連結部分の位置の一致や、方向に規制があり、手間がかかる。本発明品は一方の筒に他方を押し入れる動作のみで連結が完了する。この動作には連結部分の位置や、向きなどを考慮する必要がない。老人や子供に至っても、簡単な動作で操作できる事から、老人向けのアクセサリーの連結部分に留まらず、子供のおもちゃ、かばんやベルトの連結部などの各種装身具、また、操作性から身障者の方々への応用も出来ると思われる。連結の簡易さの上に、強固な引っ張り力に対する連結力を有するので、工事用などの大型部品や、展示物の固定用部品などにも応用できる。パーツがいくつか必要となるが、現代の技術力からすると、かなりの小型化も可能であるし、素材も、プラスチックから金属に至るまで置き換えられ、コストにおいても様々な設定ができる。従って、市場としては、あらゆる場面での様々な用途に適する。



タイトル
(ライセンス情報)
ワンプッシュ着脱 連結具

特許権者   川島 晶子

ライセンス情報番号 L2004008217

お問い合わせ先

川島 晶子
〒380-0802
長野県長野市上松3−7−38
TEL:026-235-1337 FAX:026-235-1337
E-mail:ztc02056@nifty.com


出願番号 特願2003-396117

公開番号 早期審査対象出願

特許番号 特許3530524

権 利 存 続 期 間 18年10ヶ月(平35.11.26満了)

権利化情報 
出願日/平15.11.26  公開日/早期審査対象出願  登録日/平16.3.5 

用語解説  
カム ・曲面の形状によって相手の運動を規制する機構部品

参考情報  
特許流通アドバイザーによる推薦
 

原稿作成  
矢田 恒二  株式会社ベンチャーラボ PDF