胸椎の位置を計測して、最適な押圧点を特定し施術者に代わり、肩こり、腰痛等の治療をする医療装置


従来、(1)腰部椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、その他外傷は画像診断装置で容易に診断が可能であった。(2)しかしながら、頸肩腕症候群及び腰痛症は多彩な痛みを伴い、画像診断装置では原因を解明することが困難であった。本発明によれば、患者の訴える疼痛部分とは別に、人体背中に共通の圧痛点(押すと痛い)点が胸椎の第3−4、第4−5及び第10−11、第11−12間の関節損傷に起因していることを発見、この場所を整復することが症状の緩和に有効であることを見出した。本発明は人体の特定部位を押圧する押圧治療器に関し、胸椎の位置を自動的にセンサーで検出し、押圧すべき最適な当該位置を割り出して押圧することにより、頸肩腕症候群や腰痛症を治療することを特徴とする。本発明の構成は(1)胸椎の正確な位置を検出するための感圧センサー及び押圧すべきポイントの記憶情報に従い、移動距離を計算する押圧機構を具備する。(2)押圧機構は胸椎に沿って、上下・左右に動く機構を有する。(3)押圧の反力を受ける支持体を有する。(4)高さ調節機構付き着座を有する、ことを特徴とする。
ユーザー業界 概  要

生活・文化
生活・文化
整体治療機器
  ○施術者の人手が不十分な整体関係 治療機関で首の痛み、肩こり、腰 痛などの押圧治療機器

お灸のつぼを指示する治療器
  ○人体の押圧すべき最適な位置の割 り出しを利用し、お灸のつぼを特 定する

関連特許 なし
事業実績条件 ・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参考情報 本発明によって(1)従来の画像診断装置での診断が困難であった肩部や腰部の痛みの緩和や除去が熟達した施術師に代わって、処置が可能になる。(2)押圧のポイントとなる点を感圧センサーや光センサーを用いて、これを記憶して制御する装置を有するため、人体の個人差の影響を受けず、正確な押圧が可能となる。(3)押圧すべきポイントをセンサーによらず施術者の触診で特定し、その部分にマークを貼る方法でも良い。この場合、断熱性シールを使用した場合は赤外線センサー等で部位の検出を行い、反射テープを用いた場合は光センサー等で検出しても良い。この場合はセンサーが不要となり装置も安価にできるメリットがある。本発明により、従来の施術師に代わり、高度な熟練を要しなくとも、効率良い治療が可能となり、整体関係に有効である。



タイトル
(ライセンス情報)
押圧治療器具

特許権者   村松 慶穂

ライセンス情報番号 L2004006807

お問い合わせ先

川北国際特許事務所
川北 喜十郎
〒160-0022
東京都新宿区新宿5−1−15 新宿MMビル
TEL:03-5362-3180 FAX:03-3341-6103
E-mail:kawakita@bolero.plala.or.jp


出願番号 PCT/JP1998/002149

公開番号 WO1999/059521

特許番号 特許3554276

権 利 存 続 期 間 13年4ヶ月(平30.5.15満了)

権利化情報 
出願日/平10.5.15  公開日/平11.11.25  登録日/平16.5.14 

用語解説  
胸椎 ・脊柱の胸の部分の12個の骨で肋骨と接している。胸郭の後ろの柱となる
感圧センサー ・圧電素子などを用い圧力に比例して出力電圧が得られるセンサー

参考情報  
特許流通アドバイザーによる推薦
 

原稿作成  
鹿野 英男  株式会社ベンチャーラボ PDF