希少性が可能性を広げるトゥースアート技術 装着自在性が演芸価値、広告価値に。 |
日本にはまだ定着していない習慣であるが、歯に化粧を施し、ファッション性をもたせている。日本では平安時代の「お歯黒」が有名である。本発明は、歯に装飾材料を密着させる装飾部材を提案している。従来は、陶磁製の人工歯が製作され、中に宝石類が施されたものや金箔などを装飾したものも発明されている。しかし、陶磁製は焼成することが大前提となり、温度が700度にのぼるため、耐熱に優れたものでなければ、採用し得ない。これらの条件から、本発明は、焼成させず、様々な装飾材料をプラスチックシートに内包させ、歯の表面に密着させることを目的としている。装飾用材料には、七宝、宝石、シール、ガラス、エナメル、プラスチック、ポーセレン、金箔・銀箔、紙、ビニール、絵、写真、植物、布などをはさみこむことができると明細書にある。また、顔料として食用のものや天然顔料なども記載されている。本発明は、飽きたらはずせ、しかも歯が傷つかないというユニークなところがポイントであり、ネイルアートならぬトゥースアートの時流を生み出すきっかけになるかもしれない。トゥースアートは、近年のラップ(音楽)ブームにのり、黒人系ミュージシャンの間で流行しているとも言われる。
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ユーザー業界 | 概 要 |
生活・文化 化学・薬品 |
●演芸、演劇用装飾歯。テーマパークなどの装飾歯グッズ 希少性をもって、非日常的なシーンにおける歯の装飾に活用できる。 |
生活・文化 |
●広告媒体用装飾歯 広告媒体の鮮度は、希少性である。近年、バスや改札口など様々な場所が広告媒体として開発されてきたが、最後に残された場所と言われるのが人体である。 |
関連特許 |
なし |
事業実績条件 |
・実施段階:あり ・技術導入時の技術指導の有無:あり ・ノウハウ提供:あり ・ライセンス制約条件について:譲渡または許諾 |
参考情報 | 歯に化粧を施す行為は、日本ではおそらく定着しないだろう。しかし、考え方であり、定着しないがゆえの希少性でもって、付加価値をもつ技術になりえる。たとえば、サッカーの競技などにおける応援グッズや、家紋を歯に貼ることが新しいファッションとなる可能性もあれば、広告媒体として人体を使う一例に採用されることも考えられる。歯の特徴は、笑顔になったときに、目の前に自然に現れる。このタイミングによる露出を利用し、楽しさや一体感を増幅させるコミュニケーションツールとしての理解も、今後は必要ではあるまいか。さらに、演芸を行うものの、笑わせるための化粧ツールということもあれば、結婚式をはじめとする各種パーティ、ドラマや演劇における一瞬の効果を狙った装飾具としても活用できる。 |
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