アフラトキシン分解性を有する新規バチルス属微生物およびそれを有効成分とする病源性真菌発育抑制剤


本発明は新規バチルス・サブチルス属微生物およびその代謝物の様々な活用に関するものである。主たる機能について紹介すれば有機性産業廃棄物処理を短期間で良質なコンポストとして解決し、安全な土壌還元を実現とする「発酵促進」機能がある。コンポスト化した完熟たい肥は本発明微生物が作用し「植物の生長促進」させる効果を持ち、高付加価値の商品として取引される。また土壌に存在する植害カビを抑制する「真菌抑制」機能も併せ土壌改良材・水質改善材として用いられている。食品残渣や畜産糞の発酵過程では通常、耐え難い臭気を発し、問題になるが本発明微生物の「消臭」機能で無臭に近い環境を作り出す。消臭は芳香剤でなく臭気元を分解する性質を持つため、家庭生活用品・介護用品にも幅広く活用できる。前述した真菌抑制機能も土壌カビだけでなく家庭の黒カビから穀類収穫後に発生する発ガン性のカビ毒「アフラトキシン」を分解する機能にまで応用範囲は広くに及ぶ。また本発明微生物を生体内投与することによる整腸作用向上とマクロファージやNK細胞を活性させる「免疫賦活」を得る機能において人間や畜産動物に対し、安全に健康増進に活用できる。
ユーザー業界 概  要

機械・加工
機械・加工
生活・文化
生活・文化
し尿処理場のプロセス変更
  ○し尿の高速醗酵・無臭化達成によ り、乾燥−焼却という現状し尿処 理プロセスから焼却をなくする

食品・バイオ
食品・バイオ
養殖漁業用肥育剤
  ○飼料の消化を促進する家畜肥育剤 効果を養殖漁業に応用

機械・加工
機械・加工
食品・バイオ
食品・バイオ
生活・文化
生活・文化
家庭用生ごみ処理機
  ○「発酵促進剤」を利用した家庭用 小型・高速ごみ処理機

食品・バイオ
食品・バイオ
生活・文化
生活・文化
土壌改良材
  ○有害土壌カビ菌から土壌環境を守 り、有機栽培農業への貢献 水質改善材
  ○ビル及び飲食店内のグリストラッ プの詰まり改善や臭気抑制

生活・文化
生活・文化
微生物農薬
  ○残留性の無い農薬の開発

化学・薬品
化学・薬品
食品・バイオ
食品・バイオ
生長促進剤
  ○農作物の生長・増収効果 抗エイズ薬
  ○新しい作用機序を持つ抗エイズ物 質の活用

化学・薬品
化学・薬品

生活・文化
生活・文化
アフラトキシン分解・吸着・防止剤
  ○穀類・飼料等のアフラトキシン発 生の防止対策

関連特許 国内外あり
事業実績条件 ・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参考情報 本発明の新規バチルス属微生物は、地球の環境保全と人間生活全般に活用できる技術である。また日本を含め9カ国においてパテントを取得しているため、潜在的に予測される市場も大きい。市場の一部を紹介すると国内で10年以上もトップシェアを保ち続けてきた本発明微生物の飼料添加物は慢性的で予防的な抗生物質使用による家畜肥育の代替えに有効であり安全な食肉の提供を求める消費者を満足させることが可能である。さらに穀物収穫後の発ガン性カビ毒アフラトキシン防止対策も市場は大きい。国内においてカビ対策は業務用、家庭用品カビ取り剤など消費者、環境に安全な使用ができる製品を提供し、そして土壌有害カビから農作物を守る残留性のない微生物農薬を展開することができる。



タイトル
(ライセンス情報)
DB9011菌(バクト菌)の開発と応用

特許権者   株式会社エー・エイチ・シー

ライセンス情報番号 L2002010033

お問い合わせ先

株式会社AHC
代表取締役社長 飯塚 武
〒371-0831
群馬県前橋市小相木町343−1
TEL:027-253-1515 FAX:027-252-9369
E-mail:iizuka@ahc-bact.co.jp


出願番号 特願平04-018434

公開番号 特開平05-146289

特許番号 特許3040234

権 利 存 続 期 間 7年4ヶ月(平24.1.8満了)

権利化情報 
出願日/平4.1.8  公開日/平5.6.15  登録日/平12.3.3 

用語解説  
アフラトキシン ・カビ毒の一つで、現在最強の発がん性物質。毒性は、ダイオキシンの10倍、残留基準は10ppb

参考情報  
特許流通アドバイザー推薦
参照可能な特許流通支援チャート
  :15年度 化学17 食品廃棄物の処理と利用
  :15年度 化学21 土壌改良技術

原稿作成  
梶谷 浩一  株式会社テクノソフト PDF