低公害、高品質、高能率のめっき方法


めっき液の有効成分である有機錯化剤の酸化分解を防止するため、イオン交換膜によって陽極室とめっき室を仕切る。また、金属ニッケルと金属タングステンの2つの可溶性陽極を併用して金属イオンを補給し、補給液の成分である硫酸イオン、ナトリウムイオンなどを蓄積させないので廃液が出ず低公害である。電流制御を行って、めっき組成と電流効率を安定化し、廃液を発生させずに連続めっきが可能なので、めっき液が老化せず、安定した高品質のめっきが高能率で実現できる。
ユーザー業界 概  要
電気・電子
電気・電子
●電子部品
廃液を出さずにニッケル・タングステン合金めっきが可能なので、低公害、高品質、高効率が実現でき、適用部品が拡大する。

機械・加工
機械・加工
●プラスチック射出成形用金型・金属鋳造用鋳型・圧延ロール
高硬度、対磨耗性と耐食性に優れためっき皮膜が連続操業で得られるので、高品質低コストが実現できる。

生活・文化
生活・文化
●アクセサリー
環境にやさしい高品質のめっき品が低価格で提供できる。


関連特許 ・なし
事業実績条件 ・実施段階:試作品レベル
・技術導入時の技術指導の有無:相当の対価を支払って技術指導を受けられる
・ノウハウ提供:一部享受できる
・ライセンス制約条件について:非独占の通常実施権のみ可能でその他の制約なし
参考情報 従来ニッケル/タングステン合金めっきは連続操業が困難なために作業効率が低く、めっき膜の品質を安定に保つことも難しかったので応用範囲が広がらなかったが、本発明により大きく拡大すると期待できる。


タイトル
(ライセンス情報)
Ni−W合金の連続めっき方法

特許権者 大阪府/株式会社野村鍍金/有限会社ウイング

ライセンス情報番号 L2001011585

お問い合わせ先
〒 594-1157   大阪府和泉市あゆみ野2−7−1
大阪府立産業技術総合研究所 業務推進部 研究調整課
  近藤 敬 
TEL:0725-51-2517  FAX:0725-51-2520

特許番号/ 公開番号 特許3104704
特開2001-158998

権 利 存 続 期 間 17年5ヶ月(平31.12.1満了)

権利化情報  出願日/平11.12.1 公開日/平13.6.12 登録日/平12.9.1