接触分解油から芳香族成分の少ない燃料を得る為の水素化触媒 |
近年地球規模での環境保全を図る目的で、燃料油中のベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素やナフタレン等の縮合多環炭化水素の低減化が指摘されている。本発明は前記の芳香族炭化水素や縮合多環炭化水素を水素化・開環して有害性の少ない脂肪族炭化水素や脂環式炭化水素等とする触媒に関するもので、モリブデン、クロム、亜鉛、硫黄或いはニッケル、モリブデン、クロム、亜鉛、硫黄を組成とする非坦持性で、300〜400℃と比較的低い温度で安定した作用をする。 |
ユーザー業界 | 概 要 |
有機材料 |
●燃料油改質用触媒 縮合多環芳香族炭化水素を多く含む接触分解油(軽油分、ガソリン分)を水素化・開環し、芳香族炭化水素の少ない燃料油とする触媒を提供する。軽油分の場合はセタン価が向上する。 |
関連特許 | ・なし |
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事業実績条件 |
・実施段階:実証実験レベル ・技術導入時の技術指導の有無:十分に享受できる ・ノウハウ提供:比較的低い対価で技術指導を受けられる。 ・ライセンス制約条件について:非独占の通常実施権のみ可能で、その他の制限無し |
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参考情報 | 環境問題から、芳香族炭化水素の放出が厳しく規制される方向にある現在、以前にも増してニーズの高まりつつある技術であるものと考えられる。 |
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