ビスマス−ジチオカルボキシレート錯体構造を有するポリマーおよびフッ化物イオン検出用剤

開放特許情報番号
L2025001172
開放特許情報登録日
2025/10/23
最新更新日
2025/10/23

基本情報

出願番号 特願2020-037066
出願日 2020/3/4
出願人 国立大学法人山形大学
公開番号 特開2021-138828
公開日 2021/9/16
登録番号 特許第7426074号
特許権者 国立大学法人山形大学
発明の名称 ビスマス−ジチオカルボキシレート錯体構造を有するポリマーおよびフッ化物イオン検出用剤
技術分野 有機材料、情報・通信
機能 検査・検出、材料・素材の製造
適用製品 ビスマスを含むπ共役ポリマーおよびこのポリマーを含有するフッ化物イオン検出用剤
目的 ビスマスを含有するπ共役系ポリマーにおけるビルディングブロックとして、ビスマス−ジチオカルボキシレート錯体構造に着目し、該ビスマス−ジチオカルボキシレート錯体構造を主鎖中に導入したポリマーを合成することで、共役長を拡張するとともに、新しい電子構造や、発光特性などの特異な光物性を持つπ電子系ポリマーを開発する。
効果 ビスマス−ジチオカルボキシレート錯体構造を有するポリマーは、それ自体は蛍光性ではないが、1,4−ジオキサンのような極性溶媒に溶解させて、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)を添加すると、蛍光性を発現する。TBAFは極性溶媒中ではフッ化物イオンを遊離することから、ビスマス−ジチオカルボキシレート錯体構造を有するポリマーは、フッ化物イオンに対するターンオン型の蛍光応答を示すといえる。
技術概要
下記一般式(1)で表されるビスマス−ジチオカルボキシレート錯体構造を有するポリマー。
【化1】
(一般式(1)中、Ar↑1は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいヘテロアリール基を表し、Ar↑2は1または互いに連結した2以上のアリーレン基またはヘテロアリーレン基を表し、Rは鎖中に1以上の酸素原子を含んでもよい、炭素原子数1〜200の直鎖状または分岐状のアルキル基またはアルコキシ基を表し、mは0〜30の整数を表し、nは1〜1000の整数を表す。)
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

登録者名称 国立大学法人山形大学

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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