胆管癌罹患可能性の評価方法
- 開放特許情報番号
- L2025000361
- 開放特許情報登録日
- 2025/4/8
- 最新更新日
- 2025/4/8
基本情報
出願番号 | 特願2022-189411 |
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出願日 | 2022/11/28 |
出願人 | 国立大学法人浜松医科大学 |
公開番号 | |
公開日 | 2024/6/7 |
発明の名称 | 胆管癌罹患可能性の評価方法 |
技術分野 | 情報・通信 |
機能 | 検査・検出 |
適用製品 | 胆汁を検体として、胆管癌を、胆管狭窄をきたす良性疾患と鑑別して検出する方法 |
目的 | 胆汁を検体として、胆管癌の罹患可能性を、胆管狭窄をきたす良性疾患と鑑別して評価する方法を提供する。 |
効果 | 胆管癌の罹患可能性を、従来は鑑別が非常に困難であった胆管狭窄を伴う良性疾患と区別して、評価することができる。また、胆汁を検体とするため、組織生検よりも低侵襲で胆管癌の罹患可能性を評価できる。 |
技術概要![]() |
胆管癌の罹患可能性を評価する方法であって、
胆管癌の罹患が疑われる動物から採取された所定量の胆汁からエクソソームを分離回収する回収工程と、 前記回収工程で得られたエクソソームのホスファチジルコリンの量を測定する測定工程と、 前記測定工程で得られた測定値に基づいて、前記動物の胆管癌の罹患可能性を評価する評価工程と、 を有する、胆管癌罹患可能性の評価方法。 |
実施実績 | 【無】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【否】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
アピール情報
アピール内容 | 本研究の胆汁エクソソーム中Phosphatidylcholine (PC)は従来行われている胆汁細胞診を凌ぐ胆管癌バイオマーカーとなりうる。CTやMRIなどの画像検査で胆管狭窄を認めたが確定診断には至らず、術後病理診断で良性となる症例を減らすことができる。逆に確定診断が得られなかったために手術時期を逸するような症例を正しく診断することにより、適切な治療を行うことが可能となる。
さらにPC測定キットにより臨床応用も可能と考えられる。液体クロマトグラフィー質量分析を用いた解析は基礎研究では一般的になりつつあるが、日常診療として行うことは難しい。本研究では、市販のPC測定キットを用いることで幅広い施設での診断が可能になると考えられる。最終的には胆汁エクソソーム中のPCが胆管癌の新規診断方法となることで、胆管癌患者の診断や治療成績を向上させることができる。 |
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登録者情報
登録者名称 | |
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その他の情報
関連特許 |
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