pH及びモル濃度特定方法とその装置

開放特許情報番号
L2024002111
開放特許情報登録日
2024/11/29
最新更新日
2024/11/29

基本情報

出願番号 特願2022-147520
出願日 2022/9/16
出願人 国立大学法人豊橋技術科学大学
公開番号 特開2024-042743
公開日 2024/3/29
発明の名称 pH及びモル濃度特定方法とその装置
技術分野 情報・通信
機能 制御・ソフトウェア
適用製品 pHセンサ素子を用いた溶液のモル濃度特定方法
目的 希薄溶液のpH測定によりモル濃度を特定する方法を開示する。
効果 水耕栽培等で利用する養液など、希薄な溶液のpH及びモル濃度を特定することができる。また、モル濃度を特定することにより、希薄な溶液の電気伝導度を推定できる。本願発明では、溶液中に酸化還元電流を発生させることなく、電流発生に伴う新たなイオン化も生じないために、希薄な溶液の状態を擾乱させることがない。
技術概要
pHセンサ素子iの出力電圧Voiを次式で規定し
Voi=Si×pHi+Gi×Vrm+Ci(1)
(pHセンサ素子iに接する試料溶液のpHをpHi、試料溶液の電位をVrmとし、SiとGiを感応係数、Ciは定数とする)pHセンサアレイをpH標準溶液に接触させてpHセンサ素子iの出力電圧Voi及び参照電極により印加される溶液電位VrmからpHセンサ素子i固有の感応係数Si、Gi及び定数Ciを特定する第1キャリブレーションステップと
モル濃度が特定された複数のpH標準溶液の希釈溶液を用いて、第1と同等の工程を行う第2キャリブレーションステップと
第2キャリブレーションステップで特定した感応係数Giをモル濃度Cの関数として次式で規定し
Gi=Voi / Vrm=k↓3/ (1+k↓2/ sqrt(C))(2)
(ここに、k↓2、k↓3はモル濃度に依存しない定数である)
Voi、Vrm及びCから定数k↓3及びk↓2を特定するモル濃度検量ステップと
pHセンサアレイを試料溶液に接触させてpHセンサ素子iの出力電圧Voiを測定する測定ステップと、
測定ステップで測定された出力電位Voi及び溶液電位Vrmからモル濃度検量ステップで特定したVoiとVrmの比からモル濃度を特定するモル濃度特定ステップと、
を含むpH及びモル濃度特定方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2024 INPIT