血管壁の透過性亢進装置

開放特許情報番号
L2024002110
開放特許情報登録日
2024/11/29
最新更新日
2024/12/3

基本情報

出願番号 特願2023-112455
出願日 2023/7/7
出願人 有限会社ユーマンネットワーク
登録番号 特許第7572744号
特許権者 有限会社ユーマンネットワーク
発明の名称 血管壁の透過性亢進装置
技術分野 電気・電子、その他
機能 加圧・減圧、その他
適用製品 末梢血管に陰圧波を照射し開放する血管透過性亢進装置
目的 末梢血管に陰圧波を照射し、タイトジャンクションを開放して血管内の薬物等を血管外に送達する。治療したい部位の血管をピンポイントに開放して、薬物を送達する装置を提供する。
効果 1,陰圧波でBBBが開放できれば、認知症治療薬を効果的に脳に送達できる可能性がある。より多くの治療薬を脳に送達できれば、治療薬が効果を発揮する可能性が高くなる。
2,癌化学療法時に、癌を栄養している新生血管を開放してEPR効果を増強する。血管が拡がって、癌に多くの治療薬が供給されれば薬剤の効果を高めることができる。血管を拡げることができれば、治療薬の投与量を減らして副作用の低減も期待できる可能性がある。
技術概要
圧電素子に陰電圧を印加して、陰圧波を発生させる。発生した陰圧波は、凹面素子によって焦点に集束し爆発するような引き延ばす圧力が発生する。陰圧波は20,000回/秒程度発生でき、末梢血管のタイトジャンクションを開放する。タイトジャンクションが開放すると血管内の内容物を血管外に漏出・送達することができる。
末梢血管内にマイクロバル(MB)がある場合、MBは陰圧波によって引き延ばされる。MBが引き延ばされると、血管内の圧力が上昇する。引き延ばされたMBは、最終的に圧壊し血管内の圧力をさらに上昇させる。これはFUSによるBBBの開放と同じ現象で、陰圧波がBBBの解放に利用できる可能性をしめしている。
癌化学療法では、癌を栄養する血管内にMBを送り込んで血管を開放する。この時に強力な陰圧波を照射することで、末梢血管を不可逆的に解放をできる可能性がある。不可逆的な開放は、この血管に流入した全ての抗癌剤が癌に供給されることになりさらなる治療効果が期待できる。
陰圧波は、医療分野でこれまでにない技術であり様々な利用方法が考えられます。
実施実績 【試作】  マウスの耳に陰圧波を照射して、血管を開放する実験に成功している。陰圧波単独で、血管の解放に成功した初めての実験と思われる。
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

登録者名称 有限会社ユーマンネットワーク

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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