サツマイモ軟腐病菌の病徴発現を抑制する方法、及び、Rhizopus属に属する新規サツマイモ軟腐病菌

開放特許情報番号
L2024001944
開放特許情報登録日
2024/10/29
最新更新日
2024/10/29

基本情報

出願番号 特願2024-030966
出願日 2024/3/1
出願人 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
公開番号 特開2024-132925
公開日 2024/10/1
発明の名称 サツマイモ軟腐病菌の病徴発現を抑制する方法、及び、Rhizopus属に属する新規サツマイモ軟腐病菌
技術分野 食品・バイオ
機能 その他
適用製品 サツマイモ軟腐病菌の病徴発現を抑制する技術、新規サツマイモ軟腐病菌及びその利用技術
目的 低温での保管又は輸送を行ってもその病徴発現が抑制できない収穫後のサツマイモ塊根に発生するサツマイモ軟腐病に関して、その病徴発現を抑制可能とする技術を提供する。
低温条件においてペクチンを含むサツマイモ等の農作物残渣を効率的に分解可能な技術を提供する。低温条件においてペクチンを効率的に分解する技術を提供する。
効果 低温での保管又は輸送を行ってもその病徴発現が抑制できない収穫後のサツマイモ塊根に発生するサツマイモ軟腐病に関して、その病徴発現を抑制可能とする技術を提供する。
更に、サツマイモを含む農作物の病害防除の手段に関連する技術として、低温条件においてペクチンを含むサツマイモ等の農作物残渣を効率的に分解可能な技術を提供する。また、これに関連して、低温条件においてペクチンを効率的に分解する技術を提供する。
技術概要
収穫後のサツマイモ塊根の表面温度が32〜42℃となるように1日以上処理する工程1及び、工程1の後に揮発性天然抗菌成分を含む空間内で且つ15℃以下の低温にてサツマイモ塊根の保管又は流通を行う工程2を含むサツマイモ軟腐病菌による病徴発現を抑制する方法で
抑制対象病徴の原因微生物であるサツマイモ軟腐病菌の菌種の構成に関し
(1)サツマイモ塊根に対して25℃での軟腐病の病徴発現活性を示すサツマイモ軟腐病菌を含み、且つ
(2)サツマイモ塊根に対して13℃での軟腐病の病徴発現活性を示す菌として
(2−1)Rhizopus koreanus KP8系統(NITE P-03817)に属する菌及び/又は
(2−2)Rhizopus koreanusに属する菌であって下記の菌学的特性
(A)低温腐敗活性に関する特性:サツマイモ塊根の一部に接種して低温13℃にて6日間保管した際その塊根の半分から全体に綿網状の菌糸が生育して塊根が軟腐症状を示す特性、及び
(B)高温耐性に関する特性:PDA寒天培地に接種して32〜34℃にて4日間保管した際菌の少なくとも一部が死滅する特性
を備えた菌を含む
保管又は流通中のサツマイモ塊根におけるサツマイモ軟腐病菌による病徴発現を抑制する方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2024 INPIT