熱分解で金属ないしは金属酸化物を析出する金属化合物の微細結晶を液体の有機化合物で取り囲み、金属ないしは金属酸化物のナノ粒子を液体の有機化合物で取り囲んで析出させ、該有機化合物を気化させ、金属ないしは金属酸化物のナノ粒子を凝集させずに析出させる方法

開放特許情報番号
L2024001536
開放特許情報登録日
2024/7/8
最新更新日
2024/7/8

基本情報

出願番号 特願2020-178481
出願日 2020/10/23
出願人 小林 博
公開番号 特開2022-069342
公開日 2022/5/11
登録番号 特許第7483201号
特許権者 小林 博
発明の名称 熱分解で金属ないしは金属酸化物を析出する金属化合物の微細結晶を液体の有機化合物で取り囲み、金属ないしは金属酸化物のナノ粒子を液体の有機化合物で取り囲んで析出させ、該有機化合物を気化させ、金属ないしは金属酸化物のナノ粒子を凝集させずに析出させる方法
技術分野 機械・加工、化学・薬品、無機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 熱分解で金属ないしは金属酸化物を析出する金属化合物の結晶を、20nm前後の大きさの微細結晶に粉砕し、該微細結晶を、液体の有機化合物で取り囲み、該液体の有機化合物中に分散した懸濁液を製造
目的 金属ないしは金属酸化物からなるナノ粒子を製造する。
効果 金属ないしは金属酸化物のナノ粒子が凝集せず、個々のナノ粒子に分離しているため、ナノ粒子の集まりは、様々な工業製品への応用が可能になる。さらに、ナノ粒子の大きさは、10nm前後と小さい。従って、様々な工業用製品に応用できるナノ粒子の製造である。
技術概要
金属化合物の結晶を粉砕し、該粉砕された結晶の集まりを、液体の有機化合物で囲み、該液体の有機化合物中に分散した懸濁液を製造する。この後、前記懸濁液を昇温し、前記金属化合物の微細結晶を熱分解させ、熱分解により金属ないしは金属酸化物を析出する金属化合物の微細結晶が液体の有機化合物で囲まれ、該液体の有機化合物中に分散した懸濁液となる。さらに、前記液体の有機化合物を気化させ、金属ないしは金属酸化物からなるナノ粒子の集まりを析出させる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 熱分解で金属ないしは金属酸化物を析出する金属化合物の結晶を、20nm前後の大きさの微細結晶に粉砕し、該微細結晶を液体の有機化合物で取り囲み、液体の有機化合物中に分散した懸濁液を製造する。次に、金属化合物を熱分解し、金属ないしは金属酸化物からなる10nm前後の大きさのナノ粒子を、液体の有機化合物に取り囲んで析出させる。この後、液体の有機化合物を気化すると、金属ないしは金属酸化物のナノ粒子が、凝集せずに個々のナノ粒子に分離したナノ粒子の集まりとして得られる。本発明は、ナノ粒子を化学的に安定な有機化合物で取り囲んで析出させたため、ナノ粒子が不活性で安定したナノ粒子になり、有機化合物で取り囲んだナノ粒子の集まりは、長期保存が可能になる。さらに、有機化合物の蒸気圧より低い圧力に減圧させ、有機化合物を気化すれば、ナノ粒子が再度活性化することがないため、ナノ粒子が凝集せず、個々のナノ粒子に分離した状態でナノ粒子の集まりが析出する。

登録者情報

登録者名称 小林 博

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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