大口径サイホン排水や取水を使いやすくする装置及び部品。

開放特許情報番号
L2024001434 この特許をより詳しくイメージできる、登録者からの説明資料をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2024/6/12
最新更新日
2024/6/12

基本情報

出願番号 特願2020-194072
出願日 2020/11/24
出願人 井上 虎男
公開番号 特開2022-082907
公開日 2022/6/3
発明の名称 サイフォン排水設備
技術分野 土木・建築、生活・文化、化学・薬品
機能 環境・リサイクル対策、安全・福祉対策、その他
適用製品 サイホン取水排水設備、サイホン採砂浚渫設備、サイホン取水設備、水処理装置、防災設備。
目的  サイホン排水は、溜池や自然ダムでの防災サイホン排水や灌漑用水の取水が無動力でできる好都合な手段であるが、サイホン排水を開始するには呼水作業が必要であり、ホース口径が大きくなる程作業が困難になる。
 本発明では、主サイホンホースに並走敷設した取扱いやすい先導小径サイホンホースを用いて同水源の落差水を取得して駆動する水エジェクターを用いて主サイホンホースの呼び水を行い、完全無動力のサイホン排水を行なう。
 落差水の得られないところでは、周辺水を小形エンジンポンプを一時的に使用して呼び水する。
効果 ☆共通効果:大口径のサイホン取水排水に於いて、大形発電機、真空ポンプ又は大形水中ポンプ(精密機械)を不要にでき、シンプル軽量に構成したほとんど動力を要しない設備。
☆溜池や自然ダムの防災排水では、搬送重量が少なく、取扱いが容易。
☆水路工事の水替(迂回排水)では、呼水時に小動力(0.75Kw〜5.5Kw)の一時的使用のみで長期間の無動力迂回排水ができる。     
☆水処理施設の沈殿物回収除去、ダム、砂防堰の堆積砂泥除去では、配管やホース以外の消耗品がなく、悪水への坊蝕対応も行いやすく設備寿命長く経済効果が大きい。
技術概要
 サイホン排水を行なう主サイホンホースの吐出端に、水エジェクターを備えたサイホンユニットを接続し、同ユニットの吐出水端はサイホンホース口径よりも口径高さ以上高くして吐水させ、通水が滞留封水した後吐水する構成にすると共に、主サイホンホースに並走させ併設した先導小径ホースを用いて同水源落差水を取得し、ユニットの水エジェクターに給水駆動して真空を発生させ、主サイホンホース内空気を抽気呼び水すると同時に水エジェクターの駆動排水をユニットの封水部に注入する。注入した排水は抽気時のサイホンホース吐出側水位上昇分の補給水とする(呼び水時の抽気では主サイホンホース吸水側のホース内水位上昇と同高さ吐出側滞留水水位も上昇する)。
 主サイホンホースは呼び水の終了と同時に自動的に排水を開始する。
 主サイホンホース排水開始後の先導小径ホースの通水は、バルブを用いて停止すことや、通水状態を保ち予定外の主サイホンホース排水の停止トラブルに備えることができる。
 吸水域水位の制限が必要な場合には、頭頂短管吸気口から吸水制限水位までの配管を備えることで吸水位制限ができる。
イメージ図
実施実績 【試作】  口径100A実機設備を製作し試験済。
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 御相談(一括実施権譲渡契約又は特許権譲渡契約成立前は物件毎実施契約に対応可)。

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 ダム、自然ダム、溜池、水槽の取水、排水(通常、緊急)がほぼ無動力でできる。
改善効果2 水路工事水替での使用では、水中ポンプを連続運転する必要がなく、省エネ経済性、環境性抜群。
改善効果3 回動部品がなく、シンプルで保守、保管、管理、運搬が楽。
アピール内容 単なるサイホン排水、サイホン取水だけでなく、本件サイホン排水システムが真価を発揮するのは、関連する当方の60年余の実績ある揚砂揚泥の技術、アイデアが併用できるダムや砂防堰の堆砂問題に貢献する時である。
揚砂揚泥の実績分野:河川採砂、下水道の沈砂沈泥、アトマイズ、鉄スケール、養魚養殖業。

登録者情報

登録者名称 井上 虎男

技術供与

サンプルの開示 【有】
サンプル1 口径100A サイフォンユニット、頭頂接続短管
技術指導 【可】
期間 成行
技術指導料 【要】成行
コンサルティング 【可】
期間 成行
コンサルティング料 【要】御相談

事業化情報

質的条件
追加開発 【要】公共事業が需要先となるために、データ取り試験、実験が望ましい。

その他の情報

その他の提供特許
登録番号1 6609811
登録番号2 5867918
登録番号3 6689503
登録番号4 6896206
関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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