出願番号 |
特願2021-199950 |
出願日 |
2021/12/9 |
出願人 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2023-085746 |
公開日 |
2023/6/21 |
発明の名称 |
磁気冷凍材料およびこれを用いた磁気冷凍装置 |
技術分野 |
電気・電子、機械・加工、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造、加熱・冷却 |
適用製品 |
液体水素の製造に用いて好適な磁気冷凍材料およびこれを用いた磁気冷凍装置 |
目的 |
水分子を取り除いた遷移金属塩化物を用い、鉄、マンガン、塩素、水素、酸素という造岩元素のみで、20−30Kの温度範囲において大きな磁気熱量効果を示す磁気冷凍材料を提供する。 |
効果 |
鉄、マンガン、塩素、水素、酸素という造岩元素のみを使って、液体水素の沸点である20Kから30Kの温度範囲において、完全に磁場を消去しない磁場強度変化あるいは磁場方向の変化という低消費電力の作用により大きな磁気熱量効果を示す材料が提供できる。資源の枯渇を考慮せずに、効率的な磁場変化により大きな磁気熱量効果を示す磁気冷凍材料を水素液化用磁気冷凍機に利用できる。 |
技術概要
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三方晶系(R−3m)の塩化カドミウム無水和物型構造をもつ(Fe↓(1−x)Mn↓x)Cl↓2(0≦x≦0.14)を主成分とし、
単斜晶系(C12/m1)塩化カドミウム二水和物型構造をもつ(Fe↓(1−x)Mn↓x)・2H↓2O(0≦x≦0.14)または斜方晶系(Pnma)塩化カドミウム一水和物型構造をもつ(Fe↓(1−x)Mn↓x)Cl↓2・H↓2Oを含水副成分として含んでもよく、
前記含水副成分として(Fe↓(1−x)Mn↓x)・2H↓2Oの(110)面X線回折強度、または含水副成分(Fe↓(1−x)Mn↓x)・H↓2Oの(101)面X線回折強度のいずれかの、前記主成分の(003)面X線回折強度に対する比が4:1以下の比率であることを特徴とする磁気冷凍材料。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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