疲労亀裂の進展抑制ペースト、進展抑制方法、進展検出ペースト、及び進展検出方法

開放特許情報番号
L2024001242
開放特許情報登録日
2024/5/21
最新更新日
2024/5/21

基本情報

出願番号 特願2018-044530
出願日 2014/9/25
出願人 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
公開番号 特開2018-103357
公開日 2018/7/5
登録番号 特許第6887677号
特許権者 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
発明の名称 疲労亀裂の進展抑制ペースト、進展抑制方法、進展検出ペースト、及び進展検出方法
技術分野 機械・加工、情報・通信
機能 材料・素材の製造、制御・ソフトウェア
適用製品 船舶、海洋構造物、橋梁、圧力容器、車両、航空機又は工作機械等の構造物において、疲労亀裂の発生及び進展が懸念される箇所並びに疲労亀裂の発生及び進展が認められた箇所に対して適用する疲労亀裂の進展抑制ペースト、進展抑制方法、進展検出ペースト、及び進展検出方法
目的 疲労亀裂の無いせん断速度が極小の箇所では高粘度であり、疲労亀裂の発生、伝播や疲労亀裂の開閉挙動に伴いせん断速度が上がった箇所では低粘度となる疲労亀裂の進展抑制ペースト、及び進展検出ペーストを提供するとともに、疲労亀裂の進展抑制方法、及び進展検出方法を提供する。
効果 疲労亀裂が無い箇所では
高粘度でタレを生じることなく母材表面において形状や均質性を保持し、疲労亀裂が発生して開閉口を始めると疲労亀裂口近傍でのせん断速度が上がった箇所では粘度が低下して流動性が増すことで疲労亀裂内に粒子が進入しやすくなり、閉じようとする亀裂面の母材に負けて粒子がつぶれて変形し砕けることなく、疲労亀裂に進入した粒子のくさび効果によって疲労亀裂進展を抑制できる。
技術概要
母材の疲労亀裂の進展抑制ペーストであって、材料が鉄、鋼、アルミニウム合金、チタン合金、セラミックス、樹脂、又は繊維強化樹脂のいずれかであり、進展抑制ペーストが、閉じようとする亀裂面の母材に負けてつぶれて変形し砕けることのない剛性を有しくさび効果を発揮できる粒子と油とを混合したチクソトロピック性を有したペーストであり、粒子が、アルミナ、シリカ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、ジルコニア、炭化ジルコニウム、炭化ホウ素、窒化ホウ素、炭化チタン、炭化タングステン、超硬合金、白金属元素、鉄、鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、窒化アルミニウム、イットリア、マグネシウム、マグネシウム合金、チタン、チタン合金、酸化チタン、銅、銅合金、ダイヤモンド、炭素、及び炭素繊維のうちの1種以上を含むメッシュサイズ20μmのふるいを通る10〜20μmの粒径の粒子であり、チクソトロピック性を表すチクソトロピー指数TIが、0.6〜1.2であり、進展抑制ペーストのみかけ粘度η↑Pを、せん断速度が0.1(1/s)のときに210(Pa・s)以上、せん断速度が1(1/s)のときに32〜197(Pa・s)としたことを特徴とする疲労亀裂の進展抑制ペースト。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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