出願番号 |
特願2018-193961 |
出願日 |
2015/7/31 |
出願人 |
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 |
公開番号 |
特開2019-039927 |
公開日 |
2019/3/14 |
登録番号 |
特許第6646306号 |
特許権者 |
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 |
発明の名称 |
亀裂の検出方法用粘性流体 |
技術分野 |
情報・通信 |
機能 |
検査・検出、材料・素材の製造 |
適用製品 |
船舶、海洋構造物、橋梁、車両、工作機械、建築物等の構造物において、亀裂の発生又は進展が懸念される箇所に対して適用する、亀裂の検出方法用粘性流体 |
目的 |
粘性流体を塗布することにより、初期段階の微小亀裂や、溶接部・構造取り合い部等の複雑形状部分に生じた亀裂を容易かつ確実に検出する、亀裂の検出方法用粘性流体を提供する。 |
効果 |
亀裂が懸念される母材に塗布した粘性流体は、亀裂が無い箇所では高粘度でタレを生じることなく母材表面において形状を保持し、繰り返し荷重の作用に伴い開閉する亀裂の近傍では粘性流体のせん断速度が上昇して粘度が低下するため流動性が増し、亀裂のポンプ作用及び毛細管現象によって亀裂近傍の粘性流体が亀裂内に吸引されることも相まって、亀裂近傍の粘性流体には顕著な凹みが形成されるため、この凹み、または凹みによって露出した母材の地肌を観察することにより、母材中の亀裂を目視により容易に検出することができる。 |
技術概要
![](/pldb/img/2024/001/L2024001211/sL202400121101.jpg) |
チクソトロピー指数が0.4〜1.5である粘性流体であって、前記粘性流体のみかけ粘度η↓Gは、せん断速度Dが0.1(1/S)のときに47(Pa・s)以上、せん断速度Dが1(1/S)のときに7.2〜190(Ps・s)、せん断速度Dが10(1/S)のときに1.1〜25(Ps・s)、せん断速度Dが100(1/S)のときに0.17〜3.2(Ps・s)であり、その用途が、繰り返し荷重の作用する母材に塗布し、前記母材の亀裂の開閉により前記粘性流体が前記亀裂の内部に吸引されて形成される前記粘性流体の外表面の凹み及び/又は凹みによって露出した前記母材の地肌から前記亀裂の発生又は進展を目視により検出する亀裂の検出方法用であることを特徴とする亀裂の検出方法用粘性流体。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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