出願番号 |
特願2019-066089 |
出願日 |
2014/9/25 |
出願人 |
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 |
公開番号 |
特開2019-141995 |
公開日 |
2019/8/29 |
登録番号 |
特許第7333934号 |
特許権者 |
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 |
発明の名称 |
疲労亀裂の進展抑制ペースト、進展抑制方法、進展検出ペースト、及び進展検出方法 |
技術分野 |
機械・加工、情報・通信 |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出 |
適用製品 |
船舶、海洋構造物、橋梁、圧力容器、車両、航空機又は工作機械等の構造物において、疲労亀裂の発生及び進展が懸念される箇所並びに疲労亀裂の発生及び進展が認められた箇所に対して適用する疲労亀裂の進展抑制ペースト、進展抑制方法、進展検出ペースト、及び進展検出方法 |
目的 |
疲労亀裂の無いせん断速度が極小の箇所では高粘度であり、疲労亀裂の発生、伝播や疲労亀裂の開閉挙動に伴いせん断速度が上がった箇所では低粘度となる疲労亀裂の進展抑制ペースト、及び進展検出ペーストを提供するとともに、疲労亀裂の進展抑制方法、及び進展検出方法を提供する。 |
効果 |
疲労亀裂が無い箇所では高粘度でタレを生じることなく母材表面において形状や均質性を保持し、疲労亀裂内に粒子が進入しやすくなり、疲労亀裂の深部に進入し、くさび効果によって疲労亀裂進展を抑制できる。疲労亀裂の無い箇所での高粘度を実現でき、タレを生じることなく、粒子を均質に保持できる。疲労亀裂進展を抑制できる。 |
技術概要
![](/pldb/img/2024/001/L2024001199/sL202400119901.jpg) |
母材の疲労亀裂の進展を抑制する進展抑制ペーストであって、前記母材の材料が鉄、鋼、アルミニウム合金、チタン合金、セラミックス、樹脂、又は繊維強化樹脂のいずれかであり、前記進展抑制ペーストが、前記疲労亀裂の開閉口の動作に伴う前記母材からの圧縮力によって前記疲労亀裂内で負けてつぶれて変形はしないが砕けて前記疲労亀裂の深部に進入し得る粒子と油とを混合した鉛直面に塗布しても自重で垂れることのないチクソトロピック性を有したペーストであり、前記粒子が、アルミナ、シリカ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、ジルコニア、炭化ジルコニウム、炭化ホウ素、窒化ホウ素、炭化チタン、炭化タングステン、超硬合金、窒化アルミニウム、イットリア、酸化チタン、ダイヤモンド、炭素、及び炭素繊維のうちの1種以上を含む粒径を10〜20μmに分級した粒子であり、前記進展抑制ペーストの前記チクソトロピック性を表すチクソトロピー指数TIが、0.6〜1.2であり、前記進展抑制ペーストのみかけ粘度η↑Pを、せん断速度が0.1(1/s)のときに210(Pa・s)以上、せん断速度が1(1/s)のときに32〜197(Pa・s)としたことを特徴とする疲労亀裂の進展抑制ペースト。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|