疲労亀裂の進展抑制方法、及び疲労亀裂の進展抑制シート

開放特許情報番号
L2024000918
開放特許情報登録日
2024/4/23
最新更新日
2024/4/23

基本情報

出願番号 特願2022-103834
出願日 2022/6/28
出願人 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
公開番号 特開2023-008893
公開日 2023/1/19
発明の名称 疲労亀裂の進展抑制方法、及び疲労亀裂の進展抑制シート
技術分野 金属材料
機能 制御・ソフトウェア、その他
適用製品 船舶、橋梁、車両、航空機、工作機械等の金属製の各種構造物に生じる疲労亀裂の進展抑制方法、及び、それに用いる疲労亀裂の進展抑制シート
目的 亀裂面上に電着析出物が生じるような十分な湿潤環境を含む電気化学的回路を、現場で簡便かつ局所限定的に形成してそのまま一定の期間保持し、生じさせた電着析出物のくさび効果により、従来は困難であった亀裂先端部においても亀裂の進展を効果的に抑制することができる疲労亀裂の進展抑制方法、及び疲労亀裂の進展抑制シートを提供する。
効果 局所的な湿潤環境と電気化学的回路を現場で簡便に形成して疲労亀裂内に比較的短期間で電着析出物を生じさせることができるため、従来はくさびを形成することが困難であった亀裂先端部においても、生じた電着析出物のくさび効果により亀裂閉口を促進して疲労亀裂の進展を効果的に抑制することができる。また、金属母材が腐食しにくい金属であっても亀裂面上に生じる電着析出物をくさび物質として生成することが可能であるため、汎用性に優れている。また、粘性流体を用いる場合よりも外圧や接触に強く、施工性や耐環境性に優れている。
技術概要
電解液が含まれる含水材と、前記含水材の外側に積層された電極材とを備える疲労亀裂の進展抑制シートを、構造物の金属母材のうち疲労亀裂が生じた箇所又は生じるおそれのある箇所に前記含水材が接した状態にて配置し湿潤環境を形成すること、
前記電極材と前記金属母材とを直接又は導線を介し接続して前記金属母材を陰極とする電位を付与すること、
及び前記含水材に二酸化炭素を供給することにより、
前記金属母材、前記含水材、及び前記電極材を含む電気化学的回路を形成させて前記疲労亀裂内に電着析出物を生じさせ、前記電着析出物のくさび効果により前記疲労亀裂の進展を抑制することを特徴とする疲労亀裂の進展抑制方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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